提出代行と事務代理の違いとは?

提出代行と事務代理というキーワードをよく耳にしますが、違いってなんでしょうか?

回答

提出代行とは
→本来、労働保険、社会保険関係諸法令に纏わる書類提出義務者である事業主等が行うべき申請書等の提出手続を、本人に代わって社会保険労務士が行うことです。「提出代行」の場合、申請書類を作成すること、事業所で作成された書類については記入漏れや添付書類漏れがないかを確認することに加え、最終的に必要書類を整えて行政機関に提出することまでが業務範囲となります。

つまり、行政に申請書類が受理される前までの手続きの代行を意味します。行政機関等に書類を提出するのを代行します。行政機関等に事実上の説明補正等を行い得るのにとどまります。

事務代理とは
→提出代行」の業務の他、実際に行政で申請に係る確認が行われた後の質問や調査への対応、さらに申請が審査を通らなかった際の主張や陳述等の行為を事業主に代わって行うことができます。事務代理の場合、社会保険労務士に対して提出代行以上の権限が付与されることになる、ということです。

書類には提出代行印を押印していますが、実際は事務代理業務を行っています。

どちらにせよ、法律行為を行っていることに変わりはありませんので、ミスがないよう確認しながら申請を行うようにして下さい。
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