無断欠勤の続く社員の給与支払はどうすればよいか?
無断欠勤を続けている社員がいます。本人の様子を確認しようと自宅へ訪問はしたのですが、不在のようでした。
電話でも連絡を試みてみましたが話をするには至っておりません。会社としては退職ということで対応したいのですが、通常、退職時にはユニフォームをクリーニングの上、返却してもらっています。まずは本人と連絡を取りたいと思いますが、そのための方法としてこのまま連絡がつかない場合には勤怠が確定しないという理由で給与支給を遅らせても問題はないでしょうか。
回答
無断欠勤を続けている社員への対応とのことで、最善の対応としては本人と連絡を取り通常と同じく退職届を提出してもらう等、原則どおりの手続きを踏むことと存知ます。
まず連絡を取る方法としては、内容証明郵便によって出勤や連絡を促すことや、就労の意思がない場合には退職届を会社へ送付する旨を記し、本人へ連絡を取ったことの証明を残す方法がございます(無断欠勤を続けている場合、就労の意思はない可能性が高いでしょう)。本人への連絡だけではなく、本人のご家族や緊急連絡先を介するという連絡方法もございます。
また、無断欠勤を開始した前後の本人の様子を社内確認し、体調不良や病気、事故の可能性も検証してはいかがでしょうか。会社からの一方的な対応と認識されないよう退職手続きのプロセスを十分に踏んでおくとよろしいかと存じます。
本人と連絡を取るために給与支給を遅らせるとのことですが、勤怠自体は欠勤という内容で確定していきますし、もし本人から訴えがあった場合にリスクとなる可能性がありますので控えた方がよろしいかと存じます。
ユニフォームのクリーニング代につきましては、給与天引きすることが規定に記載されていれば、一旦、給与天引きする旨を内容証明郵便で連絡し、その後に返却があればその際に清算をするという方法もあるかと存じます。また、支給額があるのであれば、給与支給を現金支給としユニフォーム、退職届と交換をする旨の内容証明郵便でもよろしいかと存じます。
もし今回のような無断欠勤が多発するようであれば、就業規則に無断欠勤が一定日数、続く場合には自然退職とする旨の条文を追加することもご検討ください。
まず連絡を取る方法としては、内容証明郵便によって出勤や連絡を促すことや、就労の意思がない場合には退職届を会社へ送付する旨を記し、本人へ連絡を取ったことの証明を残す方法がございます(無断欠勤を続けている場合、就労の意思はない可能性が高いでしょう)。本人への連絡だけではなく、本人のご家族や緊急連絡先を介するという連絡方法もございます。
また、無断欠勤を開始した前後の本人の様子を社内確認し、体調不良や病気、事故の可能性も検証してはいかがでしょうか。会社からの一方的な対応と認識されないよう退職手続きのプロセスを十分に踏んでおくとよろしいかと存じます。
本人と連絡を取るために給与支給を遅らせるとのことですが、勤怠自体は欠勤という内容で確定していきますし、もし本人から訴えがあった場合にリスクとなる可能性がありますので控えた方がよろしいかと存じます。
ユニフォームのクリーニング代につきましては、給与天引きすることが規定に記載されていれば、一旦、給与天引きする旨を内容証明郵便で連絡し、その後に返却があればその際に清算をするという方法もあるかと存じます。また、支給額があるのであれば、給与支給を現金支給としユニフォーム、退職届と交換をする旨の内容証明郵便でもよろしいかと存じます。
もし今回のような無断欠勤が多発するようであれば、就業規則に無断欠勤が一定日数、続く場合には自然退職とする旨の条文を追加することもご検討ください。
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