【何コレおもしろい!】ユニークな新卒採用・応募・選考・PR集めました!Part 3
新卒大学生の就活期間が超短期決戦となった今年度の新卒採用。大企業のようなネームバリューがない中小企業にとっては 、自社の名前や事業内容が学生の目に留まることが重要なポイントになりました。
この記事でシリーズ第3弾。今回もまた思わず目を引く面白くてユニークな採用、募集、PR、選考などをご紹介していきます!
相棒採用
相棒(バディ)採用という新しい採用を打ち出しているのは、株式会社アサツー ディ・ケイ。
相棒採用とは、学生が「この人と働いてみたい!」と感じた社員を、探して、指名して、選考を受ける、2017年度の新しい採用コミュニケーションです。
まずは、相棒となる社員を見つけるところから。学生はInstagramや開催イベント、直接会ってのコミュニケーションを通して「相棒」となる社員を選ぶところから始めます。ですので、HPにはインタビュー記事ではなく、その社員の素が見えるInstagramの投稿が見られるようになっています。
選考官を選ぶという新しい採用。
「相棒採用」開発のねらい①
広報から選考までを一貫した採用プロセスとし、応募者が社員と継続した接点を持つことで、相互に理解を深める機会をつくり、自社のことを知ってもらいロイヤリティを形成
「相棒採用」開発のねらい②
ADKにとって会社の顔であり資産である社員一人ひとりが前面に立つことで、彼らを通じて、応募者に自社のリアルな姿を知ってもらい、興味を持ってもらうことが可能に
『会社の顔であり資産である社員一人ひとりのリアルな姿を通じて、応募者の方々に「どんな人と、どう働きたいか?」と考える機会をつくり、選考にも反映していく』
2016年卒業者の採用市場では選考中の辞退者数・内々定辞退者数で、30%以上の企業が前年を上回り、さらに、2017年卒採用見通しを「増える」または「変わらない」と答えた企業が60%以上を占めています。そういった「売り手市場」化を強める環境下で、応募者に企業理解を深めてもらうには、従来の説明会やインターン、OB訪問、エントリーシート、面接の単発実施では不十分。
このような状況下では、社員1人1人を見て「相棒」を決め選考にのぞむという採用は、企業理解を深めるためには効果的な方法であるといえます。
面接ナシ採用
次にご紹介するのは、株式会社enishの『面接ナシ採用』。
その名の通り、面接を通して応募者を判定することはありません。選考は「実技テスト」のみ。2つのコースが用意されており、それぞれ実技で自分をアピールしてもらいます。
[プログラミングコンテスト]
制限時間は3時間。その3時間の間に、社員(スーパーエンジニア)から出題された、プログラミングに関する難問を解くというもの。
ただ型通りの面接を行っていては、面接は苦手ではあるがゲームが大好きでスキルもある、というような本当に求めるような人材が選考に参加しなくなってしまいます。こういった採用は、話題性を生むだけではなく、ターゲットが明確であることにより求める人材が集まりやすいという利点があります。また、スキルをもった応募者を見分けることができるため即戦力としても採用できるため採用効率も良いことがポイントになります。
秘宝到達率7% 話題の宝探し選考会
こちらはもはや有名となった株式会社VOYAGE GROUPの宝探し選考会。
確かに、脱出ゲームにも似た体験型の宝探しで選考をする!と言われると学生には魅力的に見えます。
なぜ選考で宝探しをさせて、どういった判定基準を定めているのでしょうか。
「目的はインパクトのあるイベントによって学生をより多く集めること。つまり優秀な人材を獲得できる確率を上げることです。もちろんグループワークですから応募者の能力や資質を見ながらの選考手法としても機能します。」
宝を見つけ出したか否かは問題ではない。学生による事前対策阻止のため、詳細な選考基準は明らかにできないとのことだが、とくに重視されるのがチームに積極的にコミットし、楽しく行動できるかということらしい。「どうしてこんなことをするのか」との疑問を抱えたまま、本気で楽しくグループ活動に没頭できる人が、同社の「欲しい人材」の最低条件となる。もちろんのことだが、協調性がない、議論できない、攻撃的、行動力がないと見なされた人は選考されないということになる。
・楽しい選考で母集団を拡大させること
・ただ楽しいだけではなく、会社の価値観・採用する上での最低条件が明確に分かる内容にすること
により、株式会社VOYAGE GROUPは、より自社に合った優秀な人材の獲得に成功しています。
伝説のウェブデザイナーをさがして・・・
代表取締役社長自身が砂に埋もれるという体をはった採用サイトを作成しているのは、株式会社LIGです。
1度サイトを見ていただくと分かりますが、伝説のウェブデザイナーを求める社長と社員のお話になっており、漫画調でコミカルに話が進んでいきます。そのコミカルさは、社長に対して「身の程をわきまえなさいよ。この豚が!」というセリフが飛び出すほど・・・
ページを通して写真と短い文章で楽しい話が進み、所々で会社の事が知れるページになっています。
そのため、会社概要や事業内容・社員インタビュー・募集要項などの良くある形のサイトよりも印象に残る内容となっています。
個人的には 【後日談】やっぱり、普通にウェブデザイナーを募集します。 も好きです(笑)
おわりに
いかがでしたでしょうか。
今回は主におもしろい・ユニークな採用サイトをご紹介してきまが、こういった面白い採用は、
注目を集めるだけではなく、企業が求める人材の姿や力を発揮できる職場・力の内容・意図が反映されています。 こういったユニークな打ち出し方も採用戦略の一つですので今後も注目していきます。
調べてみると以外と出てくる『おもしろい採用』!今後もどんどんご紹介していきます!!
【何コレおもしろい!】ユニークな新卒採用・応募・選考・PR集めました!Part 1
【何コレおもしろい!】ユニークな新卒採用・応募・選考・PR集めました!Part 2
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大石夏実
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