新入社員のフォロー体制について

現在、新卒や第二新卒の採用の担当をしております。
入社後に、メンタル関連で休職になり、そのまま退職というケースが目立つようになっております。
メンター制度や上司のフォロー体制はある状況でございますが、現状相談せずに急にやめるといったケースが多発しております。

会社内で未然に防げるような対応をできればと考えておりますが、具体的にはどのような対応を行えば良いかご教授頂ければ幸いです。

回答

ご懸念の様に、新入社員の離職時期は早まっております。
厚生労働省が2020年に報告したデータによると、2019年における入社3年以内の離職者は約3割です。
大学卒の離職率が32.8%、短大卒は43.0%、高校卒は39.5%、中学校卒は59.8%となっています。

新入社員が離職する主な理由としては、大きく下記の理由となっております。
・業務に対する給与に満足できない
・企業への期待と現実とのギャップ
・ノルマがきつい
・仕事に面白さを感じない・合わない
・人間関係がつらい
・上司・同僚に相談できない

新入社員は、人間関係、新しい環境への不安、厳しいノルマなど、多くのストレスを抱えがちです。
貴社が行っている先輩や上司がメンターになるのもありだと思いますが、そこのミスマッチが起こることもあります。
メンターになる人がどういう人なのか、その新人はどのように扱われるべきなのか、お互いの性格や状態などを予め把握したうえで対処していけばもっとうまく行くと存じます。
新人によって性格も様々で、性格や状態、扱い方を知っておかないと、本音のところは引き出せず、表面的なケアで終わってしまう可能性がございます。
その為、入社前に適性診断などを行い慎重にメンターを決める必要があるかと存じます。

ただ新入社員のフォローをメンターに任せきりにすると、メンターの負担が増えてしまいます。
新入社員が馴染み、意見を言いやすいように職場の雰囲気を整えたり、業務に関する指導役としてはOJT担当も配置するなど、あらゆる面からサポートできると効果的かと存じます。
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