ダブルワークのアルバイト、割増賃金と過重労働が心配だが…

ダブルワークを希望するアルバイトの採用を検討しています。
採用希望の方は看護師で、現在別の会社で夜勤専門のアルバイトを月に3~4回しています。(勤務時間は16:30~翌9:00)
当社での契約を社会保険加入の日勤で希望されています。
1)上記の場合、夜勤を一週間に1回でも入れば40時間を超えることになりますが、割増賃金の計算はどうなるのでしょうか?

後に契約する当社が、全額を負担することとなるのでしょうか?

2)昨今、バス会社の過重労働も取り上げられますが、この契約を締結して問題はないのでしょうか。

回答

まず1点目の割増賃金の支払いですが、労基法第38条に、
“労働時間は、事業場を異にする場合においても、労働時間に関する規定の適用については通算する”とあり、
さらにこの「事業場」については同一の事業主に属する異なる事業場だけでなく
「事業主を異にする事業場において労働する場合も含まれる」(昭和23年5月14日 基収769号)とされています。
また会社あるいはアルバイト先のいずれが割増賃金を支払うのかということですがこちらについても通達が出ており
「法定時間外に使用した事業主は労基法37条に基づき割増賃金を支払わなければならない」(昭和23年10月14日 基収2117号)とあります。
つまり後で契約をした事業主が法定時間を超える時間について割増賃金を支払う必要があります。

次に2点目の過重労働についてですが、他の事業場での勤務実態を報告もしくは事前の届出制にする等の措置で実態の把握をし、休日の確保と勤務時間を短くする等の過重労働防止策を講ずることに尽きます。
このようにダブルワーク(マルチジョブホルダー)を希望するものを雇用する場合は、割増賃金の支払いを含めた賃金を支払う必要と過重労働については使用者責任を負いますので、他の事業場の勤務実態の把握と同時に体調の把握をする等安全配慮をする必要があります。

以上を踏まえて契約をされることをお勧めいたします。
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SRの広報写真担当(のつもり)。常駐業務とバックオフィス業務を両方持たせていただいております。簪を日常に取り入れたい。
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