チームワークが逆効果になる?

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優れた課題解決の手法として評価されている「チームワーク」。個々の能力を足した以上の力が発揮できるなど、様々なメリットがあることから現在も組織の根幹を担っています。

しかし、実際にチームの中にいるとさまざまな不都合に直面することも事実。「かえって効率が悪いのでは?」と思ったことがある人もいるでしょう。チームワークは本当に効果的なのでしょうか?

 

Ron Friedmanは「The Collaboration Paradox: Why Working Together Often Yields Weaker Results」の中で、チームワークが逆効果になる場合が多いことを指摘した上で、効果的なチームワークを実現するために必要不可欠な要素を挙げています。

 

まずはその欠点から紹介しましょう。

 

 

チームワークの欠点

 

1.「根拠のない自信を育ててしまう」

論文誌「Psychological Science」は、複数人で何かの決定を下した際、メンバーはその決断に対して過剰な自信を持つ傾向がある、という研究結果を掲載しました。チームでの仕事を通じて得られる自信は気持ちを高揚させてくれますが、一方で判断力の低下も招きます。それは、外部情報への関心を薄め、最善の選択をすることを難しくしています。

 

2.「同調圧力がかかる」

チームワークではしばしば、「仕事の質」と「同僚との関係」のどちらをとるかという選択を迫られます。コラボレーションに関する諸研究は、例えそれが間違っていたとしても、チームメンバーは多数派の意見に従う傾向があることを示しています。

 

3.「怠惰を助長する」

人は一人で作業する時よりも共同で作業する時の方が、怠惰になる傾向にあります。会議に出席したものの、ふたを開けてみたら準備をしてきたのは自分だけという経験はないでしょうか?これは「社会的手抜き」と呼ばれる現象です。人は他の人がいると「誰かが舵取りをしてくれるだろう」という考えに陥りやすいのです。

 

最大のデメリット「機会費用」

一つのことをすると、もう一つのことするチャンスがなくなること。経済学でいうところの「機会費用」です。つまり、効果のないチームワークに費やす時間と引き換えに他のタスクをこなす時間を失っているわけです。

 

もちろん、チームワークが全く無意味というわけではありません。しかし、無自覚にやっていては上手く行かないのも事実。そこで次に、チームワークを成功に導くための条件をご紹介します。

 

 

効果的なチームワークに必要なこと

 

1.「自分にはない能力を持っている人とタッグを組む」

同じスキルを持った人がチームにいるとかえって張り合ってしまう傾向にあります。同様のスキルを持ったメンバーが集まるよりも、互いの能力を補えるようなメンバーが集まった方がコラボレーションの効果を最大限に発揮できます。

 

2.「役割分担する」

共同作業をすると必ずさぼる人が出てくると言われますが、これは避けられないものではありません。個々のメンバーの役割や責任の所在をはっきりさせ、メンバー全員が向かうべき方向を自覚し責任感を感じるようにする。これにより回避できるのです。

 

3.「一人で行う宿題を出す」

特定のアイデアの良し悪しを判断する時は初めてそれについて聞かされた時ではなく、ある程度それについて考えを巡らせた後の方が適しています。ミーティングはアイデア出しをするためではなく、意見交換をする時間として使いましょう。

 

 

単独作業と共同作業を上手く使い分けよう

 

チームワークにおいての理想は、周りの影響を受けずに単独で作業することで独自のアイデアを生み出し、それをグループに持ち帰ることでしょう。そのように考えると個々の単独作業という柱によって支えられたチームワークのかたちが見えてきます。単独作業ありきのチームワークという事実に自覚的になれれば、チームワークが上手くいくのです。

 

 

人事担当者となれば様々なチームの形を見ることになるでしょう。良いチームとは何か、効果的なチームワークとは何か、見極めなければなりませんね。

 

 

参考

・日経ウーマンオンライン

http://wol.nikkeibp.co.jp/article/column/20150206/199941/?P=1&ST=career&n_cid=nbpwol_else


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