内定式をやる?やらない?SR令和初の内定式は社員旅行と一緒に行った!
毎年10月になると、多くの会社は内定式を開催することになります。しかし、近年内定式を行わない会社も増えているようです。それはなぜか?ちなみに、当グループでは今年の内定式は社員旅行と一緒に行いました。
内定式の目的とは
内定式とは企業にとっては学生に内定通知を渡す場であり、就活生に採用の意思を伝える場です。内定式の内容は企業によってさまざまですが、ほとんどの会社で行っているのが①内定授与式②社長や役員の挨拶③事業内容の説明の3つです。
内定式の目的は3つあります。
まず一つは、「入社意思の確認」です。
内定者が本当に入社してくれるのかを確認することは企業にとって最大の目的ではないでしょうか?「内定通知書」を交付し、それと引き換えに「入社承諾書」を提出させ、最終的に入社する意思を確認することで、辞退を発生しづらくします。また、学生にとっても、社長や役員が同席する内定式に出席することで、内定を得た実感を持てると同時に、正式に入社の意思を示す機会となります。
もう一つの目的は「同期とのコミュニケーション」です。
新入社員にとって同期社員という存在は、社会人になって初の「仲間」でもあり、切磋琢磨する「戦友」でもあり、時に「ライバル」ともなり、未来の「大親友」になるかもしれません。
その場で同じ不安や期待を持った同期とコミュニケーションをするには内定式は最高な場です!
続いての目的は、「企業理解を深める」ことにあります。
経営理念やビジョンを聞くことにより、自分が入社する企業への理解をより深めることができ、また、励ましの言葉を聞くことにより、企業から自分への期待を感じられ、入社へのモチベーションを高める効果も期待できます。
内定式に出席することで、改めて入社の実感が湧く学生も多いでしょう。また、入社前に同期と交流を深めておくことで、入社直後でも気軽に相談し合える関係性が作られることで退職の防止にもつながります。このように内定式の開催によりいろいろなメリットがあります。しかし、最近、内定式が行わない会社も増えてきたようです。これから、話題をちょっと変えて、内定式を行わない会社の意図を一緒に見ましょう。
まず一つの理由は、「経費削減のため」です。内定式の開催により、多くの費用がかかります。配布資料の作成、会場の設定などやらなければならないことは多く、内定者の数が多くなければなるほど必要な費用が上がります。
金銭的なコストだけではなく、時間的なコストもかかるため、内定式を行わない会社もあります。
もう一つの理由は、「入社式と合わせる」ためです。企業によっては内定式と入社式を合わせて開催する場合もあります。多くの企業の入社式の内容は、内定式と大きく違いはないため、似たようなことを2回やることは無駄、学生の負担も大きいと考えて、内定式を行わず、入社式だけ行う会社も増えています。
従来の内定式
内定式を行う会社はどのような形でやるのか、一緒に見てみましょう。
開会の辞
人事担当役員の話
内定証書授与
内定者代表より決意表明
社長からの話
閉会の話
(内定式終了)
懇親会など
こうした内定式は内定者から「一方的な会社説明ばかりで飽きてしまった」「時間ばかりが長く、内容が物足りなかった」「役員との食事は会話が少なくて居心地が悪かった」の文句は多かれ少なかれあります。内定式で自分はこの会社に合わないと感じたり、同期に話かけづらいと思ったりしてしまうと、そのまま内定辞退の学生も出てしまいます。それでは内定式を行う目的と真逆の結果になってしまいます。
それを防止するため、会社によっては内定式でイベントを準備し、芸能人を招いて盛大にやるなど、色々工夫をしています。
SRの内定式
当グループは今年の内定式は従来と違って、社員旅行と一緒に行いました。内定者4名は社員と一緒に栃木県芳賀郡にある廃校をリノベーションした施設に行って、運動会や、BBQ、クイズ大会などをして、最後に内定式を実施しました。これらの活動を通して、内定者の緊張感を解消し、本来の姿を出せるようにしています。会社側は社員旅行を通じ、これから入社する予定の内定者達の性格などがわかりますし、内定者たちも会社の雰囲気が分かって、管理職層含め、社員たちとたくさんコミュニケーションもできます。このような形で実施するのも内定辞退防止にはすごくよいと思います!
まとめ
内定式は内定者にとって会社の雰囲気を感じ、先輩たちとコミュニケーションできるいい機会です。内定式を通して、会社と仕事に対する理解や共感を深め、「これならやっていけそうだ」、「入社後はこう頑張りたい」というような、自信や向上心を抱かせる、動機形成効果は、新入社員の定着を図るという意味からも大切になります。形式的な内定式ではなく、本当の意味で辞退防止・定着に必要な内容を盛り込んだ内定式を企画することが今後より求められてくると思います。
yangxiaozhuo
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