新人事制度「WAA」でワークスタイルに改革を!!!
新人事制度「WAA」とは?
初耳ですよね。私も初耳ですので、調べてきました。紹介します。
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ユニリーバ・ジャパンは、すべての社員が それぞれのライフスタイルを継続して楽しむことで自分らしく働き、生産性を高められるよう、新人事制度「WAA」を 2016年7月1日より導入いたします。
新人事制度「WAA」(Work from Anywhere and Anytime)は、働く場所・時間を社員が自由に選べる制度です。
具体的に三つの特徴があります。
- 上司に申請すれば、理由を問わず、会社以外の場所(自宅、カフェ、図書館など)でも勤務できます。
- 平日の6時~21時の間で自由に勤務時間や休憩時間を決められます。
- 全社員が対象で、期間や日数の制限はありません。
従来の在宅勤務制度(2011年~)やフレックスタイム制度(2005年~)を見直し、新たに「WAA」を導入することで、働き方の多様性を高め、社員一人ひとりが自分の能力を最大限発揮できるよう支援していきます。
また、成果につながらない時間を減らし、業務効率の改善を図ります。これにより、生産性を高め、企業として持続的成長を目指します。
もっと詳しく知りたいときは、こちらからご確認ください。→https://www.unilever.co.jp/news/press-releases/2016/WAA.html
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見えてきた、ワークスタイル変革を成功させる新人事制度「WAA」!
日本の総人口は2008年をピークとして減少が始まりました。政府は少子化対策を打ち出しているが芳しい効果は出ておらず、残念ながら今後もこの傾向が変わる見込みは薄いです。
人口の減少は先進国の多くに共通する課題ですが、日本においては急速な高齢化の進行と相まって年齢層別人口構成も大きく変化しており、総人口減少を上回るペースで労働力人口の減少が進んでいます。15~64歳の人口は2012年を基準とすると2020年には約9%、2030年には約15.5%、実におよそ124万人も減ってしまいます。
この現実を前に企業が業績を伸ばしていくには、これまでの働き方を変え、生産性を大きく引き上げる「ワークスタイル変革」が必要だと言われています。
ワークスタイル変革の成功は、新人事制度「WAA」に期待できると感じます。
なぜなら?
労働時間の柔軟化、勤務場所の柔軟化で業務上の意思決定におけるスピードアップの意味を兼ねて一定範囲の業務上の決定権限を現場の従業 員に移管し、仕事の仕方における裁量を拡大する方法がとられています。労働者は生活と仕事の調和を図りながら、効率的に働くことができ、労働時間の短縮を図ることができます。
育児や介護などの個人の事情で利用する人もいれば、時差がある海外との業務時に労働時間をずらしたり、業務の閑散期には早く帰るなど仕事の都合で活用する人もいます。
さまざまなカタチの「オフィス」
勤務場所の柔軟化の方法としては、ICT(情報通信技術)を活用して、事業場外での 就労を可能にする方法が挙げられます。
事業場外での就労については、自宅で就労する 「在宅勤務」の他、自宅近くや雇用されている会社の社屋以外の場所にオフィス(立ち 寄り型オフィス)を設け、通勤時間などを短縮する「スポットオフィス勤務」や自宅や オフィス以外の場所でどこでも仕事が出来る「モバイルワーク」などがあります。
こうした勤務場所の柔軟化は、通勤時間や移動時間の削減等により従業員の精神面、 肉体面の負担を軽減でき、生産性の向上が期待できます。
また、子どもの看護など、オ フィスへの出勤が急遽できなくなってしまった従業員にも仕事が可能となるなど業務 継続のためのリスクマネジメント手法としても効果があるとされています。
ただし…
WAA制度を導入した場合、労働時間が長くなる可能性もあります。
そうならないためにも、労働時間を日々適切に管理することが重要です。
WAA制の導入に際しては、就業規則の変更や労使協定の締結等の上、労働基準監督署への届出が必要になります。
こうした手続きについては、厚生労働省や労働基準監督署のホームページからの情報収集や社会保険労務士等の専門家の支援を受けて導入を検討してください。
手続きや労務管理については、全員が企業人事部経験者の人事コンサルティングファーム社労士法人SRグループに任せてください。
現在、「グローバル化による競争の激化」「労働時間と価値の関係性の変化」「人口・労働力の減少」など、企業を取り巻く環境が劇的に変わっています。働き方改革は、こういった環境の変化に適応し、生き残っていくための企業の「戦略」だといいます。企業の存続と個人のライフバランスが保つことができると期待しています。
見えてきた、ワークスタイル変革を成功させる新人事制度「WAA」!
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