自分と会社の価値を最大化する思考術がここに―――『利益思考』前編

大脑

皆さんこんにちは。

人事部サポートSR 2016年度内定者の石 竜菲です!

今週はグロービス著、嶋田毅執筆の『利益思考』という本を紹介していきたいと思います。この本を読んで、利益を追求するには基本的には、「無駄を最小化する」、「新しい価値を生み出す」この2つの要素しかなく、これを同時に満たすビジネスモデルが何かを考えさせてくれる本です。また利益は簡単に言えば「売上―コスト」で算出され、本業での売上を拡大させ、コストを可能な限り抑えることで最大化できます。

 

【書籍概要】

タイトル:    『利益思考』

本書の主な内容:「良いもの」ではなく「売れるもの」をつくる技術、

自分と会社の価値を最大化する思考術がここに!

 

本書は以下のような章立てになっています。

第1章 利益の本質を理解する

第2章 より大きな利益を生むビジネスとは

第3章 利益思考でビジネスを発想する

第4章 利益思考で考えるビジネスモデル

第5章 利益思考で実際に利益を手にする

 

第1章と第2章では「基本となる2つの軸」ということで、「利益・コスト構造」という考え方と「事業評価マトリクス」という手法を学びます。そして、第3章と第4章では、第1章と第2章で学んだことを前提に、ビジネス発想法やビジネスモデルの実例を研究します。そして最後の第5章では、もっと大きな話としてビジネスプランや現場のオペレーションの話、人をどのように動かすかというミクロ組織論的な話へと続いていきます。今週は第1章と第2章の内容を紹介していきたいと思います。

 

「利益の本質を理解する」

 

本書の中で著者はまず、「高い売上よりも、高い付加価値よりも、コストの削減よりも、強い意思をもって追求しなければならないものがあります。それは、利益であり、企業は利益の創出を永続させなければなりません。また、自身がそれを実現できる人材でなければならない」と、基本的な考え方を提示します。そのうえで、経営理論に基づき、いかに価値を創出し、キャッシュフローにつなげていくかについての具体的な方法論に展開していきます。

 

・利益思考の2要素
1.無駄を最小化する
2.新しい価値を生み出す

「良い商品」とは、「顧客にとって大きな価値のある商品」

 

この本で取り上げられているようなマクドナルド100円バーガーの事例、DELLのビジネスモデル、有機野菜の食材宅配サービスを提供しているオイシックス、汎用的に人事・経理に特化したアプリケーションを開発するワークスアプリケーション等、各種マスコミにおいて健全でかつ社会貢献を果たしているビジネスモデルとして評価されている事例が多数紹介されていて、参考になります。それらに共通しているのは、冒頭で記載している「無駄を最小化する」「新しい価値を生み出す」という2点を効果的に実現している点です。

マクドナルドの例を見ると、「100円マック」の成功の秘訣は、コストの内訳で変動費に比べて固定費の割合が多いことに目をつけ、販売数を増やすことでコストを大幅に圧縮し、結果として利益を大きくしたことにありました。

 

「より大きな利益を生むビジネスとは」

 

激動する現状の経済環境下において、企業が成長力を維持する難易度は、ますます高まっています。本書『利益思考』は、そうした厳しい状況に日々、対峙する方々に向けて、企業価値の源泉である利益の本質を理解していただくとともに、利益を生み出し続けていく方法論を体系的に伝えつつ、同時に、それに必要な「姿勢」や「マインドセット」のあるべき姿、大切さについても強調しています。

 

・持続的競争優位性を保つ3つの視点
1.自社でそのビジネスを継続していけるか
2.競争相手の模倣・追随を避ける
3.変化するKBF・KSFに柔軟に対応する

 

事例:好立地の酒屋をいち早く押さえたセブン-イレブンの戦略

セブン-イレブンは、コンビニ業界において売上高シェアの約3分の1を占め、長年トップ企業の座を守っています。(中略)セブン-イレブンは創業初期の段階で、好立地である酒屋にフランチャイズをもちかけました(中略)酒類を販売できるコンビニとできないコンビニでは、日商で数万円、月商で数十万円から100万円以上、売上げに差が出ます。(中略)セブン-イレブンは酒屋が希少資源だとわかっていたからこそ、率先してそこを押さえにかかったのです。(中略)先行企業は、圧倒的に有利な立場で競争優位性を持続させることができるのです。

 

 


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