正社員の8割が「仕事にストレスを感じている」
エン・ジャパンが「仕事のストレス」に関するアンケート結果を発表しました。
正規雇用は非正規雇用よりもストレスを感じている
男女合わせて1,130人を対象に、仕事上のストレスをどの程度感じるか尋ねたところ、全体の18%が「かなり強く感じる」と回答しました。雇用形態別で見ると、「かなり強く感じる」と答えた割合は正規雇用者(41%)が非正規雇用者(15%)を大きく上回りました。
「かなり強く感じる」と「強く感じる」との回答を合わせた割合は全体の66%を占め、正規雇用者では80%、非正規雇用者では64%が仕事で強いストレスを感じています。
やはりいちばんの悩みは「人間関係」
どの点で特にストレスを感じるか聞いてみると、1位は「上司との人間関係」(45%)、2位は「同僚との人間関係」(40%)、3位は「給与が低いこと」(26%)でした。
雇用形態別で見た場合、正規雇用者は「同僚との人間関係」(34%)で悩む人より「上司との人間関係」(58%)で悩む人が多いようです。これに対し非正規雇用者は「上司」(40%)より「同僚」(42%)との人間関係の方がストレスになりやすいという結果がでました。
「上司との人間関係」に悩んでいる正規雇用者からは「努力より人間関係で評価が決まるので、モチベーションが下がる」「達成目標が明確でなかったり、人間関係が足を引っ張って目標に向けて一致団結できなかったり、全く向いてない仕事の応援業務などに呼ばれたときに強くストレスを感じる」「既に取り組んでいることを、新たに取り入れてやってほしいと上司に言われることがよくあり、報告書をみていないのかと、ストレスに感じることがある」という声が寄せられています。
「上司との人間関係」の悩みは「評価制度」と「マネジメント」がきちんとできていないことが原因
上記の意見を見てみると、評価制度がきちんと運用来ていない、もしくはきちんとしたかたちになっていないため、頑張って仕事をしても評価されないと感じたり、目標が共有できずなかなか成果を出すことができていないように感じます。
また、「既に取り組んでいることを、新たに取り入れてやってほしいと上司に言われることがよくあり、報告書をみていないのかと、ストレスに感じることがある」という声や「全く向いてない仕事の応援業務などに呼ばれたときに強くストレスを感じる」という声があることから上司が部下の仕事を把握出来ておらず、的確な指示をできていないことが見受けられます。
ストレスチェック制度が義務化され、会社は従業員のストレスをいかにコントロールするかということを今まで以上にやっていかなければなりません。
手遅れになる前に「評価制度」の見直しや「マネジメントの強化」をしてみてはいかがでしょうか?
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