ひきこもりよりも深刻? ”SNEP”にならないために
”SNEP”という言葉をご存知でしょうか?
SNEP(スネップ)とは、和製英語である、「solitary non-employed persons」の頭文字を取った言葉です。結婚しておらず、仕事を持たず、家族以外の人と交流を持たない人々の存在のことを言います。
このSNEP、今そうでないからといって、将来もそうならないという確証はありません。
なぜSNEPになってしまうのか?
そもそも、仕事が忙しい!という人はSNEPとは程遠い存在に思います。会社ではたくさんの人と仕事をしますし、コミュニケーションをとらないという日はありません。
しかし、その「仕事」から離れることとなってしまったら? その上、自分は仕事を続けたいと思っていたら?
「仕事がしたいと言っているのに、そんなシチュエーションになる訳がない」とどこかで思っていても、そのときは突然やってくるかもしれません。
「そのとき」の一つとして考えられること、それは 親の介護が必要になったとき です。
SNEPになる大きな2つの理由
NHKの情報番組「あさイチ」でも特集が組まれ、話題になっているSNEP。
女性が抱えるSNEPとしては、「介護」と「離婚」が最も多く見られるケースだといいます。仕事を持っている人が親の介護のために退職し、家族以外の人との交流を絶たざるを得なくなってしまったり、結婚して退職した方が、離婚によって社会から切り離されてしまったり…。
誰もが、いつでもSNEPになってしまう可能性を持っているのです。
優秀な社員が突然介護離職してしまったら…?
介護による離職は、会社にも大きな影響を与えます。
介護が必要になっても、安心して働ける仕組みが欲しい
総務省の平成24年就業構造基本調査によると、介護によって離転職した雇用者数は50万人にのぼります。昨年の8月の日本経済新聞でも取り上げられているこの問題は、今もなお、引き続いている問題です。
介護離職を防ぐために、会社ができることを考えたとき、一番に思いつくのは在宅勤務制度ではないでしょうか。
(以下引用)
家族を介護する必要に迫られた時、「このまま仕事を続けることは困難」と判断し、会社に相談することなく離職を選択する社員が少なくありません。これは、そもそも社員が「仕事と介護の両立」という発想を持つことができなかったり、「可能であれば両立したい」と思っていても、職場が相談しづらい雰囲気や環境であることが原因と思われます。
企業として、このような状況を回避するためには、まず、在宅勤務の導入目的を明確にし、その目的について企業全体の共通理解を培うことが必要です。在宅勤務を導入することにより「会社として仕事と介護の両立を支援する」という方針を周知し、「離職ではなく仕事を続ける選択肢がある」という認識を社員の間に醸成することが重要となります。
しかし不安は消えない…
「すぐに制度を組む余裕がない…」「もしすぐに介護が必要な社員がいたら…?」
そこで、もう一つご紹介したいのが、日本初の介護離職を防ぐ新福利厚生サービス「あわーず福利厚生課」です。
社員の両親の要介護認定度チェック・要介護申請代行、
申し込みをしたからといってすぐにサービスが始まるというものではありません。必要なときにだけ、必要な分だけご連絡いただき、社員の皆様のサポートをさせていただきます。
実際にサービスを行う、訪問看護ステーション「あわーず」もご紹介しておりますので、ご興味のある方はぜひご覧くださいませ。
maiko mashio
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