内定者フォローの枠組みを組み立てる上では、特に以下のポイントを押さえると良いでしょう。
・内定者に負担を強いない。学業が優先である以上、負担を感じさせるものは逆効果です。
・内定者の入社前の不安を取り除くことをテーマに内容を構築する。
・内定者のみならず、社内外にもメリットがあるものにする。例えば現場も巻き込み内定者フォローすることで、社内での新人受け入れの意識が高まり、配属後の導入がスムーズになり、次年度の採用への関心が高まるなどの効果も期待できます。
・内定者とともに、自社選考の振り返り、採用フローの再点検を行う。学生視点での評価や、他社との比較を通じて、次年度の採用活動に役立たせます。

人手不足により求職者が優位な状況が続く採用市場において、「内定辞退」はどの企業にとっても重要な課題といえ、様々な工夫を凝らした施策が存在します。
ただ、必ずしも他社と同じ内定者フォローをしていても自社の内定者をつなぎ留めておける訳ではありません。昨年の内定辞退者の理由を参考に自社の状況に即した内定者フォローの枠組みを作る必要があります。
大切なのは、継続的な接点を持ち続けることです。グループワークなどのイベントを設けなくても、メールや電話などでコミュニケーションを図るだけでも効果は期待できます。