決算時期変更に伴う賞与考課期間・支給時期について
弊社は、このたび3月決算から12月決算に変更することとなりました。
現在は、4-9月考課を12月、10-3月考課を7月の賞与にて支給しております。
人事考課期間・事務処理を考えると、3カ月後の支給が望ましい状況です。
決算月の変更に伴い、どのように考課期間を設け、いつ支給するかについて検討しております。
検討ポイントとしては、次の2点です。
(1)考課期間をどう定めるか?
(2)支給月をいつとするか?
社員の声としては、「賞与支給にあわせてローンを組んでいるので変更して欲しくない」という声もあります。
それもあり、支給月を変更しない案があります。
ただ、その場合、1-6月考課結果が12月に反映され、7-12月が7月に反映されることになり、リアルタイムに社員へ考課結果の反映ができないため、それについて「評価結果が間あいてしまうと、ありがたみが薄れる」という声もあり、悩んでおります。
一般的に、12月決算の会社では、どのように設定しているのでしょうか?
また、当社のように決算月の変更に伴い、賞与の考課期間・支給時期を変更することになる場合の注意点があれば教えて頂きたく、よろしくお願いいたします。
回答
まず前提として、御社における賞与の定義とはどういったものでしょうか。
業績を反映させる業績賞与や、従業員のモチベーションアップのための未来に対するインセンティブとしての賞与などがありますが、従業員のローン等の事情に配慮すること以上に、会社としての賞与の位置付けとして、変更が最適であるならば行ったほうがよろしいかと思います。
もちろん、従業員に対する周知や納得性の高い説明を行い、会社としての方針を理解してもらうようにすることが必要になります。
ご質問の内容を確認させて頂きますが、決算月と賞与を連動させて、考課期間を変更させたいとの理解でよろしいでしょうか。
決算と賞与の支払いは必ずしも連動していなくても良いので、現在をまたがっての考課期間でも問題ないのであれば、賞与月・考課期間を無理に変更する必要はないかと思います。
また、賞与の意味合いがどういった内容かで前提が異なりますが、考課から賞与支給までの期間が長くても問題なく、従業員の納得を得られるのであれば、現状の支給月のままでよろしいでしょう。
しかし、考課から支給の期間が短いほうが、望ましいのであれば、例えば以下のように賞与支払い月を移行させる方法があるかと思います。
4月―9月・・・12月賞与
9月―12月(3カ月での考課)・・・3月賞与
1月―6月・・・9月賞与
1月から、新しい期ということで、初めの1回は通常よりも短い考課期間での賞与を挟み、以降は考課と支払いの期間を変更すれば良いのではないでしょうか。
ただ、考課が一度増えますので、評価をされる管理職の負担が大きくなることが予想されます。変更にあたっては、管理職の方の理解を求めるのが重要でしょう。
従業員に対する十分な配慮は必要ですが、賞与の意味合いや考課、経理的処理などを考慮した上で、今後の御社としての方針を決められるとよろしいでしょう。
業績を反映させる業績賞与や、従業員のモチベーションアップのための未来に対するインセンティブとしての賞与などがありますが、従業員のローン等の事情に配慮すること以上に、会社としての賞与の位置付けとして、変更が最適であるならば行ったほうがよろしいかと思います。
もちろん、従業員に対する周知や納得性の高い説明を行い、会社としての方針を理解してもらうようにすることが必要になります。
ご質問の内容を確認させて頂きますが、決算月と賞与を連動させて、考課期間を変更させたいとの理解でよろしいでしょうか。
決算と賞与の支払いは必ずしも連動していなくても良いので、現在をまたがっての考課期間でも問題ないのであれば、賞与月・考課期間を無理に変更する必要はないかと思います。
また、賞与の意味合いがどういった内容かで前提が異なりますが、考課から賞与支給までの期間が長くても問題なく、従業員の納得を得られるのであれば、現状の支給月のままでよろしいでしょう。
しかし、考課から支給の期間が短いほうが、望ましいのであれば、例えば以下のように賞与支払い月を移行させる方法があるかと思います。
4月―9月・・・12月賞与
9月―12月(3カ月での考課)・・・3月賞与
1月―6月・・・9月賞与
1月から、新しい期ということで、初めの1回は通常よりも短い考課期間での賞与を挟み、以降は考課と支払いの期間を変更すれば良いのではないでしょうか。
ただ、考課が一度増えますので、評価をされる管理職の負担が大きくなることが予想されます。変更にあたっては、管理職の方の理解を求めるのが重要でしょう。
従業員に対する十分な配慮は必要ですが、賞与の意味合いや考課、経理的処理などを考慮した上で、今後の御社としての方針を決められるとよろしいでしょう。