在宅勤務におけるバーンアウト対策

新型コロナウイルスの拡大、変異株の出現、拡大により、一時的な在宅勤務勤務体制から元の体制に戻せない状況が続いております。

そのような状況下で、最近在宅勤務者のバーンアウト(燃え尽き症候群)が増えてきており会社として何か対策できることはないかと考えています。

何かバーンアウトを回避・予防できる効果的な対策はないでしょうか?

回答

第一波の時には在宅勤務に対してあまり問題として上がって来ていなかったことが、在宅勤務が常態化することにより顕在化してきています。


その中でも生産性の低下、帰属意識の低下が社会的に問題視されており、その裏では、在宅勤務者のバーンアウトの可能性が考えられます。
これは、仕事と仕事以外の境目がこれまでとは違う新たな要因で曖昧になり、仕事と私生活との間に適切な境界線を保つのに苦慮していることが理由として挙げられます。


バーンアウトの傾向が出てくると、会社に対して高い生産性を示すために1日中働かなければならないと感じ、昼夜問わず、平日と週末の区別がなくなり、いつ休んでいるのか分からないと感じるようになります。
特に、会社から強く成果や結果を求められている場合などは、このような社員が出てくる可能性もあると考えられます。


このような場合には、メンタル面でのフォローと共にワークエンゲージメントの観点からジョブクラフティング(労働者が主体的に自らの仕事を再定義し、創意工夫をする概念)の必要性も出てきます。
本来、ジョブクラフティングは、本人主導でやる方が良いことではありますが、そこまで余裕がない可能性もありますので誘導していくことも必要となります。
その過程で会社とのつながりや自身の存在価値を再認識する二次的効果もあります。
ジョブクラフティングによって仕事のやりがいや満足感を高めるために自分の働き方に工夫を加える手法です。


ジョブクラフティングには具体的には、3つの切り口があります。

①作業クラフティング・・・仕事のやり方に対する工夫で、仕事の量や葉にを変化させることで、仕事の中身をより充実させる方法です。例えば、仕事にとりかかる前に目標設定をしたり、優先順位をつけたスケジュール管理をしたりします。

②人間関係クラフティング・・・仕事で関係する人との関わり方を調整することで、よりサポートや前向きなフィードバックをもらい、仕事の満足感を高める工夫です。仕事の内容について、先輩や上司から仕事のアドバイスを求めることにより仕事の価値や意義を再認識することができます。

③認知グラフティング・・・仕事の捉え方や考え方への工夫で、仕事の目的や意味を捉え直し、よりやりがいを持って仕事に向かう工夫です。今やっていることが将来どのようにつながるのか、良い影響があるのか、を明確にすることによりモチベーションを高めて仕事に取り組むことができます。


会社として、上司として進めやすいのは②③ではないでしょうか。
在宅勤務により希薄になりがちな人間関係や仕事の捉え方を見直すことは、ワークエンゲージメントを高めることにもつながり、バーンアウトを防ぎ、安心感などを醸成することができますので、一度検討してはいかがでしょうか。
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