再就職後、基本手当の受給ができるか

基本手当を受給中の者が再就職をした場合、再就職先が任意適用雇用保険に未加入の会社であったり暫定任意適用であった場合に基本手当を続けて受給することは可能なのでしょうか?

回答

雇用保険の基本手当を受けるには、離職状態にあり、労働の意思および能力を有しているにもかかわらず、職業につくことができない状態にあることが前提となります。
従いまして、雇用保険に未加入の会社や、暫定任意適用の事業所に就職した場合には、上述の要件に当てはまらず、受給することはできなくなります。

補足となりますが、暫定任意適用事業(個人経営の農林水産業で労働者数が常時5人未満の事業)に就職した場合、その事業の事業主が労働者の2分の1以上の同意を得て申請し、厚生労働大臣の許可があった場合には適用を受け、雇用保険被保険者となることができます。
また、それまで一人も労働者がいなかった等の理由により雇用保険に未加入の会社に就職した場合には、雇用保険の適用事業となりますので、雇用保険被保険者となることができます。
The following two tabs change content below.
人事実務の専門家集団「社会保険労務士法人人事部サポートSRグループ」のwebメディア。人事制度、採用、労務、HRtech、法改正など旬の人事ニュースを掲載。実務に役立つExcelツールも無料配信中!

最新記事 by SR人事メディア編集部 (全て見る)

日常業務に関するちょっとした疑問から、コンプライアンス、人事戦略まで、お気軽にご相談ください。

無料労務相談のお申し込みは、以下のバナーからどうぞ!
無料労務相談のお申し込み
PAGE TOP ↑