ここで他社との差をつけろ!!~選考編~

みなさん、こんにちは。人事部サポートSR2016年度内定者の三倉です。

よろしくお願いします!!

 

さて、前回までの全2回にわたった説明会シリーズはご覧になって頂けたでしょうか?

今回は説明会のその先、「選考」について元就活生の立場からお話していきます。

 

みなさんは、企業への不満・改善要望に関して意外にも「選考時の対応」と答える就活生が多いことをご存じでしょうか?

 

                        (Jobwebより引用)

上記のグラフは「この企業のここが不満・直せばもっと良くなるのに」と思う企業について不満に感じた点・直して欲しい点は何かについて質問したアンケート結果です。

「選考時の対応」と回答した学生が最も多く5割強もいることが分かります。

 

では、就活生は選考時のどんな対応に不満を持っているのでしょうか?

 

 

 

ここが不満!!             

 

●  オワハラ

一時期話題になりましたが、オワハラとは「就活終われハラスメント」の略語で、就活中の学生に「この場で他の企業の選考を辞退しろ」、「もう他社の選考」を受けるなどと強制する行為です。もちろん、行っているのはごく少数の企業だと思いますが、絶対にやめましょう。受験者の志望度が下がるどころか、不名誉な評判がたちかねません。

 

● 選考の期間

一つ一つの選考の期間が長いと、途中で自己分析や他社の選考を通じて考え方ややりたいことが変わることもあるため、志望度が変わってしまうこともあります。

また、選考から結果がでるまでの期間があまりにも長いと対応が蔑ろだと感じてしまい、志望度が下がってしまうこともあります。

 

● 社員の対応

説明会シリーズでも社員の対応が大事と書きましたがもちろん選考でも社員の対応次第で就活生の評価は変わってしまいます。例えば、これは実体験ですが電話の時間が遅い、電話が非通知でかかってくる。面接時の社員の態度が悪いなどがありました。

 

 

以上のような不満があるようです。

 

 

 

こんなにも影響していた!!       

 

「面接で志望度に影響すること」でJobweb社の調べによると、なんと!面接官の態度・話を聞く姿勢がダントツの1位。

かなり影響したが67.3%  やや影響したのは22.3% と合わせると約9割近くの人が面接官の態度が志望度に影響したと答えています。

 

ここでどれだけ就活生に対して良い印象を与えられるかが大きく影響してくるでしょう。

 

では、面接官のどのような態度が好評価を得ているのでしょうか?

 

●  話を聞く姿勢

しっかりと目を見て、頷いて話を聞くなどコミュニケーションがしっかりとれること。

また、前回までの選考過程での評価を踏まえての面接、フィードバックがある面接など面接官が学生を最大限に理解しようとする姿勢がみられる面接は非常に好評価です。

 

●  話の促し方

就活生側から、また面接官側から一方的に話すのではなく面接官の方から話を促すような発言をしたり、緊張を和らげるように配慮していただけるのはとてもリラックスして話すことができとても好評価です。

 

 

 

こんな選考を受けたい!!        

 

さて、上記の影響力をふまえて今度は就活生の望む選考について。

一体どのような選考を就活生は望んでいるのでしょうか。

 

http://lab.oceanize.co.jp/employment-screening/

上記のサイトでは就活生が求める企業の選考について様々なアンケートを行っています。

 

その一部を紹介いたします。

 

1.選考の回数

約4割の学生は3回が理想の選考回数だと回答しています。

3回ですとES、グループディスカッション、面接という選考スケジュールになりそうですね。

 

2.ES(エントリーシート)の提出

ESで選考している学生を大幅に絞る企業も多いですが、8割以上の学生はESを提出することに対してありと思っているようです。

 

3.ES提出からの理想内定までの期間

「2週間」と回答をした学生が一番多く32%でした。
次に「3週間」と回答をした学生が26%、「1週間」と回答をした学生は22%でした。

1〜3週間程度の期間で、選考スケジュールを終えた方が学生は良いと考えているようです

 

4.面接の回数

「2回」と回答をした学生が一番多く、25%でした。

次に「3回」と回答をした学生が27%、「1回」と回答をした学生は25%と続きました。

面接を2回行うのが理想だと考えている学生が多いようです。

2回ですと集団面接→個人面接(最終面接)、あるいは個人面接を2回行う選考フローが学生は理想だと考えているのではないでしょうか。

 

以上のようなことが書かれていました。

 

 

 

 

いかがだったでしょうか。

もちろん、人によって差異があるため上記の結果が全てというわけではありません。ただ、選考の期間については都合上仕方ない部分もあるかもしれませんが社員の対応などは改善した方がいいですね。

 

説明会シリーズでは、「就活生の知りたい情報」と「会社の知らせたい」情報のバランスが大事だとお伝えしました。

選考では、いかに不満を軽減するかが大事です。

理想に掲げられるのは具体的な回数であったりその内容であったりしますが、その一方で不満は社員の対応などの人によるものが非常に多いのです。

また、面接も面接官の態度が志望度に大きく影響しています。

そのため、改善した時に効果が大きいのは人に関する不満でしょう。

 

就職活動は会社が就活生を選んでいるだけでなく、就活生も選んでいます。就活生も何十社と選考を受けていく中で段々と目が養われていきます。そのため、主に対応面などでの不満が増えてくるのです。

 

 

就活生の望む選考も大事ですがそちらは参考程度に、まずは不満を軽減し就活生に会社に対してのマイナスイメージを抱かせないようにしましょう。

 

もしかしたら選考に落ちた人が将来の顧客になる・・・なんてことも?

 

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