学生は業界研究のため? 企業、学生から見たインターンシップの現況
こんにちは。
人事部サポートSR 2016年度内定者の岩井です。
前回学生側から見たインターンシップや研修の利点について記事にしました。
今回は企業、学生の両面から見たインターンシップの現況について記事を書かせていただきます。
現在、新入社員の早期離職や入社後の企業に対するギャップなど、企業と学生間のミスマッチが問題視されています。
そういった中で、企業と学生とのミスマッチを防ぐために、内定者研修などといった内定者フォローがあります。企業によって様々な内定者フォローがあると思います。
内定者フォローの相手となる学生も一括りにできるものではありません。
就職活動前でのインターンシップ参加の有無などによって、企業への理解度も各学生によって異なります。
特にインターンシップに参加した学生を採用した場合、採用段階においてインターンシップ不参加の学生に比べ内定先の企業に対する理解がより深いと考えられます。
そのため、インターンシップ参加者に対する内定者フォローはよりスムーズに行われると思います。
では、企業と学生双方のインターンシップの目的やメリットはどのようなものがあるのでしょうか。
企業側のインターンシップの目的、メリット
- 企業活動のPR
- 採用を見据え、優秀な人材を確保できる
- 学生とのミスマッチを防ぐことができる
学生側のインターンシップの目的、メリット
- 業界研究
- 自身の成長
- 志望企業の理解を深められる
インターンシップについて、企業、学生それぞれ上記のような目的、メリットがあると考えられます。
「ディスコキャリアリサーチ 2016年卒・新卒採用選考/インターンシップに動向に関する調査」
http://www.disc.co.jp/uploads/2015/05/kigyo201505.pdf
「ディスコキャリアリサーチ インターンシップに関する調査」
http://www.disc.co.jp/uploads/2015/04/internship2016_01.pdf
上記サイトより、インターンシップを行った企業の6割を超える企業が評価や選考を行っています。
それらの企業の多くが、インターンシップ参加者に内定を出した、または出したい人財を見つけたと回答しています。
インターンシップにより、多くの企業が優秀な人財を見つけ出すことに成功していることがわかります。
対して学生側では、インターンシップの参加目的を「業界研究のため」としている学生が多くみられます。
必ずしも学生は就職活動の一部としてインターンシップを捉えているわけではないようです。
しかし、インターンシップ参加後に「この企業に就職したい」と回答した学生がインターンシップ参加前に比べ増加しています。
インターンシップへの参加は、学生の企業に対する理解を深め、就職志望度を上げることにつながっています。
一方で、インターンシップに参加した学生は「その企業に就職したい理由」として「職場の雰囲気がよかった」ことを挙げています。
より学生が仕事内容に興味を持てるようなインターシップを行うことで、今以上に学生の企業に対する理解を深められると思います。
その結果、より多くの学生が「この企業への就職したい」と思えるようになるのではないでしょうか。
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