ダメよ~ダメダメ「ブラック企業」!? ハローワークの求人申請にご注意!

求職者の売り手市場といわれるこの頃、特に新卒採用に変化が起こるかもしれません。

いわゆる「ブラック企業」の求人を、ハローワークで受理しない制度の新設がニュースになっていますね。

 

厚生労働省は9日、厚労相の諮問機関である労働政策審議会の部会で、残業代不払いなど違法行為を繰り返す企業の新卒求人をハローワークで受理しない制度を新設する案を示した。今月召集の通常国会に提出する若者雇用対策法案に盛り込む。
「ハローワークで求人受けず 厚労省新制度案」
http://www.sankei.com/economy/news/150109/ecn1501090035-n1.html

 

今までは、「求人の申し込みはすべて受理しなければならない」のがハローワークの決まりでした(職業安定法)。社会経験がほぼなく、企業の求人とのミスマッチが起こりやすい新規学卒者については、ハローワークの目も特に厳しくなるようです。

 

「ブラック企業」の基準とは?

「残業代の不払いなど労働基準法違反」「セクハラなどの男女雇用機会均等法違反」

「育児休業を取得させないなどの育児・介護休業法違反」などにより

企業名を公表されたり、過去1年間に複数回是正指導を受けた企業を想定しているとのことです。

 

ハローワークで優遇してもらえる?

逆に、職場定着率や有休取得率が一定基準以上の中小企業は「優良企業」として認定され、

ハローワークで優先的に紹介してもらえる制度も新設される見込みです。

 

民間企業へも影響あり?

「民間による職業紹介は規制の対象外」とのことですが、新卒者の募集を行う企業には、

学生側の求めに対し情報提供することも義務付けられる方針とのこと。

提供すべき情報としては、「離職者数も含めた過去3年間の募集・採用」「育児休暇取得状況などの雇用管理」「研修の有無など職業能力の開発・向上」などがあります。

 

実際のところ

ハローワークで求人案件を精査するようになっているのは事実のようです。特に新卒求人の多い企業では、「会社ホームページ記載の社員数までチェックされた」「賞与実績の確認を求められた」等の声も聞きます。

 

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mochida

(運用G所属)給与計算・社会保険手続業務を担当。人事労務のご担当者に伝わりやすい記事の作成を心掛けていきます。

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