決定版?!働きがいのある会社、35事例!!
目次
働きがいのある会社とはなんぞや?
働きがいのある会社とはなんでしょうか?
給与が高い会社? 定時で仕事をあがれる会社? 成果主義の会社?
それぞれの会社と社員の思惑によって異なるようなこんな問いに、厚生労働省が一つの回答を示しています。
(参照元:「働きやすい・働きがいのある職場づくり」の事例紹介 )
ズバリなんと35事例 目指す方向性の会社もあろうものです。
そこで、筆者の独断で3つほど選ばせて頂きました!
事例7 新卒採用・内部育成型に変えてから定着率が向上
一つ目は、 株式会社ダイワハイテックスです。
中途採用中心であった採用から、新卒採用にシフト。
条件や待遇ではなく、社風や取組みに共感した社員だからこそ定着率が上がり、また独自での研修・育成環境を構築しているため事業の拡大に応じて広く業務への対応が可能となっています。
また、月単位・年単位での表彰があり、表彰理由も事細かに書かれているとのこと。自分が常に見てもらえているという意識が各自にある。加えて、研修の場面に限らず全社的に助け合う精神が醸成されている。巨大な組織では難しく、中小企業だからこそのアドバンテージを最大に活かしていると考える。
事例10 ジョブ・カードを利用した、若者の定着率アップへの取り組み
2つ目は、 株式会社陸前織物
オーダーメイドのカーテンを製作する事業のため、長年、若者の定着率の増加が課題であったが、ジョブカードを使用することで対応した。昔気質の職人が多い会社ではあっため、「見て覚えろ」という考え方が主流であったのを現在の総務部長が改革したとのこと。
気になる制度は、評価制度が軸になっており、それを賞与にて大きく反映を行っている。
これまで社長の独断であった賞与について、明確な基準を設けたことが大きく、若者の定着に威力を発揮しているようである。
説明用のPDFでも大きく取り上げられているが、社長を説得するところと全社への説明に奔走している総務部長は、とてもかっこいいと思えた。
事例30 介護職の能力基準を明確に決め、360度評価によってボーナスに反映
3つ目は、 社会福祉法人三幸福祉会
介護資格取得者の新卒を採用して内部育成を行っている。
介護職の能力基準を明確に定めた点と、360度評価を行っているところがポイントになる。
介護職の重要なポイントは、一人あたりの業務量がバーストしやすく、退職の悪循環が生まれやすいところにあるが、その段階も超えて各自が自分の目指している介護を行えるようになっている。
評価項目はシンプルであるが要点は抑えてあり、また段階ごとの定義も明確になっていることから、自分のレベルを客観的に確認でき、目指すべき像も明確になっている。
何よりも人が重要なサービスであるがゆえに、人を大事にするための施策が随所に見受けられる。
いかがでしたでしょうか。
こちらに紹介した例ではありますが、見通しを立てにくい業種だからこそのキャリアパスの明確さや新卒を核とした定着率のUP、評価制度を通しての自分は「見られている」という感覚。
人間もそうですが、長く続いた会社だからこそ新しいものや人を受け入れての新陳代謝が重要になっているようです。
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