健康保険の適用範囲の拡大！保険に合わせて生活が変わる！？
毎月一回、待ちに待った給料日…
ずらっと並んだ控除項目によって手取りが減っていて少しがっかり
そんな控除項目の１つである社会保険、
特に10月の法改正により今まで健康保険には加入できなかった人
その制度と法改正の内容、よく似た制度である「国民健康保険」
1.健康保険制度について
健康保険：社会保険の一種で、企業勤めの人(被保険者)
被保険者や被扶養者の病気やけが、傷病による休業、出産、
国民健康保険：対して国民健康保険は、
日本の健康保険制度は「国民皆保険」を掲げており、
ですので、健康保険に加入している人とその扶養家族、
では、加入対象者の違いの他に保険内容はどのような違いがあるのでしょうか。
代表的な例を数点挙げたいと思います。
2.健康保険と国民健康保険の違い
①運営元
健康保険は健康保険組合や協会が、
②保険料の支払い
健康保険は被保険者と被保険者の属する企業の事業主で折半、
③保険料の算出方法
健康保険は個人単位、国民健康保険は世帯単位です。
個人単位とは被保険者の加入者の年収などをもとに、
つまり世帯単位では世帯年収が高いほど、また、
④扶養家族の存在
健康保険は認定範囲内で親族を扶養することができ、
一方、国民健康保険には扶養という概念はありません。
他にも様々な違いがあり、
基本的には働いているか否かなど本人の立場によって適用される保
例えば企業に勤めており健康保険に加入していたがその後退職をし
健康保険の任意継続手続きをするか、
国民健康保険に切り替えるか、
切り替えるとしても軽減、減免の措置は取れるのか…
諸々を勘案の上、各々の家庭の判断で選ぶことができます。
今回の法改正では健康保険の適用範囲が拡大されたことが大きな話題と
具体的にはどう変わったのか、
3.H28法改正によって生活が変わる！
平成28年10月、
短時間労働者とは学生以外で以下の条件を満たす従業員が当てはま
・勤務時間、勤務日数が常時雇用者の4分の3未満
・1週間の所定労働時間が20時間以上
・賃金の月額が88,000円（年収106万円）以上
・適用事業所での勤務期間が1年以上見込まれること
(
今回の法改正で年収106万円以上の短時間労働者にも健康保険が
また、
これら健康保険の適用範囲の拡大によって、健康保険の被保険者、
そのため保険料があがってしまい、保険に合わせて働き方を変える必要が出てきたというような影響も出ています。
目先の保険料の多寡のみならず、先を見据えた医療保険選びと働き方の調整には頭を悩まされますね。
4.さいごに
平成28年4月は「標準報酬月額・標準賞与額の上限引き上げ」、
今回の法改正は持続可能な医療保険制度を構築することを目的とし
ライフスタイルを変えざるを得ないなど影響を受けた方も多いので
もっと詳細な内容へのご質問、ご相談などございましたら是非ご連絡下さい。
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Ari
大小様々な規模の企業の社会保険手続きや給与計算業務に携わりながら、主に自分が知りたいことを記事にしている。業務効率化のためのツールも開発中。趣味は読書。某小さくなった名探偵マンガの主人公の書斎を再現することが夢。
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