集中力の限界!起床後13時間で作業効率が落ち、15時間で酒気帯び運転!?

国が 健康づくりのための睡眠指針 というものを作成、情報公開していることをご存知でしょうか?

筆者はオーダーメイドで枕を作ることに興味がある程度には寝ることが好きなため、睡眠の質を高めるためにふむふむと情報収集をしていたのですが、そこで作業効率に関わる衝撃的な内容を目にしました。

今回は睡眠時間と作業効率の関係について、本指針に言及されている中で、特に気になった点をピックアップしてみました。

 

きちんと休憩を取っても、作業効率の低下からは逃れられない!

健康づくりのための睡眠指針とは、厚生労働省のホームページにおいて、国民が良い睡眠をとるために、科学的見地に基づいた情報提供を行っている場になります。

「就寝前3-4時間以内の喫煙やカフェイン摂取は、入眠を妨げたり睡眠を浅くする可能性があるので控えた方が良いでしょう。」

「一晩の睡眠の量は、成人してからは加齢するにつれて徐々に減っていきます。」

というような、確かにどこかで聞いたことがあるような情報から

「就寝時間を1.5時間遅らせ、起床時間を3時間遅らせた生活を2日続けると、例えば高校生では45分程度体内時計が遅れる。」

「就寝する2〜3時間前の時間帯は一日のうちで最も寝付きにくいため、起きる時間を逆算して意図的に早く床に就いても眠れない。」

というような、起きられない、眠れないと悩んだあの日を思い出すような情報まで、睡眠に関わる様々なデータが記載されています。

 

睡眠に関するあるある話から、「これはもしかして実生活で意識すれば仕事にも活かせるのではないか」と思えるような話まであり、いつの間にか前のめりになりながら本指針を閲覧していたのですが、その中で特に筆者が気になった情報がありました。

 

「人間が十分に覚醒して作業を行うことが可能なのは、起床後12〜3時間が限界であり、15時間以上では酒気帯び運転と同じ程度の作業効率まで下がる」

 

人間の集中力は15分周期で限界がくるため、長時間の作業が必要であっても適度な休憩を挟むことが必要である。この程度の情報なら筆者もいつかどこかで耳にしたことがありました。

しかし、本指針によれば、どれだけ休憩を挟んだところで12〜3時間経てば作業効率は下がっていくということになります。また、この12〜3時間は”作業開始後”ではなく”起床後”から起算されることがポイント。

例えば、出勤のために6時に起床をした場合は、例え始業時間は9時からだとしても、19時には作業効率が落ち始めたうえ、21時には酒気帯び運転レベルの集中力しか残っていないことになります。「酒気帯び運転」という単語は衝撃的です。これは法律で禁止されている行為だからです。

かといって、起床後15時間以後の仕事は法律で禁止されることなのかと考えると、起きている時間=実働時間ではないということもあり、さすがに別の問題に感じます。

 

では、酒気帯び運転など飲酒運転が法律で禁止されている理由を考えると、もちろん本人以外にも他人の生命に関わる事故を起こす可能性が高まるという部分にあります。

そしてその根本には「酒気を帯びている状態では、自分の意識や本来の能力に関わらず、それらが低下することを免れられない」という問題があります。

 

つまり本指針の「起床後15時間で酒気帯び運転状態」という意味は、思考能力や判断力、集中力などあらゆる指標が本人の体力や根性に関わらず低下している中で作業を行っている状態ということなのでしょう。

作業時間が長くなるにつれて頭がボーっとしてきたり、普段はしないようなミスを多発してしまったりという覚えがある方も多いのではないでしょうか。本指針によると、残念ながらその状態に対する解決方法は、「帰って寝る」ということ以外になさそうです。

抱えている仕事を終わらせるために、作業時間を長くするのでは限界が来る。ならば起床後13時間でいかに効率良く仕事をしていくか、ということが重要になるという結論が導き出されます。

 

例えば、起きている時間が長ければ長いほど疲労は蓄積されていくわけですから、頭を使う作業は朝一番に終わらせる、昼食後や集中力の切れ始めた夜などに頭を使わない単純作業やルーチンワークを行うなどすると良いでしょう。

 

日本でも2月末に導入されるプレミアムフライデーは、労働者を早い時間に帰宅させることでワークライフバランスを調整する、買い物や外食に出てもらい消費を促進するという目的が第一ですが、他国での労働時間短縮実験を元に出されたデータから、労働時間の短縮によって作業能率が上がることも期待されているという見方もあります。

また労働基準法を改正し、残業時間の上限を定めて法律で規制する政府の動きもあります。

どれだけ長時間働くかではなく、どれだけ効率良く働くかが重要視される、タイムマネジメントの時代に本格的になっていくのでしょう。

 

仕事も睡眠も量より質を考える

睡眠不足が続けば続くほど作業時間の効率はどんどん落ちていき、回復することも容易ではありません。起床後15時間のボーダーラインがどんどん前倒しになっていくということです。

本指針によれば、6〜7日間睡眠不足が続くとその後3日間十分な睡眠を確保しても元の作業効率には戻らないようです。始業時間中の作業能率を考えれば毎日7時間は眠りたいところですが、さすがにそれは難しいという方も多いのではないでしょうか。

そのような方は午後の早い時間に30分程度の仮眠を取るなどして、作業能率の改善を図ることを心がけるなどはいかがでしょう。

7時間は平均的な目安で誰にでも当てはまる基準ではありませんし、仕事中に眠気や疲労を感じない程度に眠れているのであればひとまず大丈夫と考え、眠れないことに対するストレスを溜めないようにして下さい。

 

そして量が取れないなら質を。

是非ご自分に合った勤務スタイルと睡眠スタイルを追求してみてください!

 

最後に

人事メディアでは作業の効率化をお約束できる、便利なツールを無料で多数公開中です。是非活用してみてください!

 

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Ari

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大学では主に民事法について学んでいましたが、現在は人事部の分野について勉強中です。趣味は読書。某小さくなった名探偵マンガの主人公の書斎を再現することが夢です。
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