自分と会社の価値を最大化する思考術がここに―――『利益思考』後編
皆さんこんにちは。
人事部サポートSR 2016年度内定者の石 竜菲です!
今週は引き続き、グロービス著、嶋田毅執筆の『利益思考』という本を紹介していきたいと思います。この本を読んで、利益を追求するには基本的には、「無駄を最小化する」、「新しい価値を生み出す」この2つの要素しかなく、これを同時に満たすビジネスモデルが何かを考えさせてくれる本です。また利益は簡単に言えば「売上―コスト」で算出され、本業での売上を拡大させ、コストを可能な限り抑えることで最大化できます。
【書籍概要】
タイトル: 『利益思考』
本書の主な内容:「良いもの」ではなく「売れるもの」をつくる技術、
自分と会社の価値を最大化する思考術がここに!
本書は以下のような章立てになっています。
第1章 利益の本質を理解する
第2章 より大きな利益を生むビジネスとは
第3章 利益思考でビジネスを発想する
第4章 利益思考で考えるビジネスモデル
第5章 利益思考で実際に利益を手にする
第1章、第2章では、「無駄を最小化する」と「新しい価値を生み出す」という利益思考を支える2本の柱を解説しました。いわば、利益思考のベースとなる「理論編」といったところです。そこで本章以降では、「実際に利益思考を使って利益を生み出すには、どうすればいいのか」という、いわば「実践編」といえる内容を解説していきます。
最初のステップとして、第3章では「利益を生み出す発想法」を紹介していきます。
・新たな利益を生み出すには、発想力が重要
・発想力を上げるために、まず自分の発想の癖を知る
・ブレイクスルーのある発想を生むテクニック
◆前提を疑い新しいアイディアを導く方法
1.極端な仮定の質問をしてみる
2.新人やアウトサイダーの視点を利用して、既存のやり方を疑う
3.否定形をつくる
・アイディアをビジネスにつなげる
・ビジネスに生かせる発想テクニック
第4章では、第1章と第2章で学んだことを前提に、ビジネス発想法やビジネスモデルの実例を研究します。
◆MFTフレーム
市場×効用×技術
ビジネスの世界におけるバリューとは、あくまでも「お客様がそれに対する対価を払ってくれるもの」を指します。また、いくらバリューがつくり出せても、キャッシュ化できなければビジネスにはなりえません。
そして、最後の第5章では、もっと大きな話としてビジネスプランや現場のオペレーションの話、人をどのように動かすかというミクロ組織論的な話へと続いていきます。
利益思考の根本には、人間というものに対する洞察が不可欠。
公開日:
- PREV
- 失敗の歴史から学ぶ。組織の経営に必要なヒントとは?
- NEXT
- マネジメントシステムとは何か?