au鬼ちゃんは5人の子供を養う育メンパパだった! 家族ひとりひとりを守る男性の育児休業とは。

桃ちゃん 「こちら、鬼の鬼ちゃん」
鬼ちゃん「うぃっすどうもっす」
鬼 「あ。ウチ5人目生まれたんですよ」
浦ちゃん 「子供いんの!?」
鬼 「家族一人ひとりを養なう的な?」
金ちゃん 「てか育児とかしてんの?」
鬼 「自分イクメンっすよ~」
浦 「今っぽ〜い」

出典: http://www.au.kddi.com

 

こんなほっこりトークが有名な、あのCMに登場する鬼ちゃん。実は4人の子供を養う育メンパパでした。今回はそんな育メンパパ達を支える、法律について紹介したいと思います。つまり。育児休業は女性のものだけではないんです!

 

そもそもイクメンって何?

 

2010年少子化打開の一助として労働大臣が「イクメン」を流行らせたい。と国会で発言した事をきっかけに一気に流行語になるまでに至ったこの言葉は、積極的に育児に関わろうとし、また自らも成長する男性の事を指し、聞いたところも、重たい感じはせず、なんか”今っぽ〜い”感じの印象で、若者の関心も集めます。

 

育児・介護休業法の改正(平成22年6月30日施行)により、パパの育児休業は取りやすくなったことで、第一子出産後の約7割の女性が退職しているなど、女性の継続就業率の水準が低い日本の現状において、男性が育児休業を取得することで女性の負担軽減させようという狙いがあります。

 

「子どもを産み育てやすい社会」を実現するために、仕事と育児の両立を図ることは大切なこと。

女性の職場退職理由は、結婚・育児のためというのが大半を占め、

現状では、共働きの夫婦が子供を持った場合、生後3年は、成長&育児が、決定的に重要で、この時期に人格の根底部分が形成されるということもあり、育児の負担は母親側に寄っているという傾向が見られます。

しかし、出産や育児を機にいったん職場を退職してしまうと、なかなか再就職は難しい世の中です。

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男性も取れる!育児休業制度について 厚生労働省資料・東京労働局

http://tokyo-roudoukyoku.jsite.mhlw.go.jp/news_topics/topics/_113813/_119943.html

 

育児休業制度(法第5条~第9条)

 労働者は、申し出ることにより、子が1歳に達するまでの間、育児休業をすることができます(一定の範囲の期間雇用者も対象となります)。一定の場合、子が1歳6か月に達するまでの間、育児休業をすることができます。

 

【法律のポイント】

 

☆1歳に満たない子を養育する労働者は、男女かかわらず育児休業できます。

 

☆ママだけでなくパパも育児休業をする場合、子が1歳2ヶ月になるまで育児休業をすることができます。(パパ・ママ育休プラス ↓)

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出典 Moneyてくポケット

☆子の出生後8週間以内に育児休業を取得した場合は、回数にカウントされず、いったん復職した後にもう1回育児休業が取れます。

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出典 Moneyてくポケット

育休制度を知り、取得するタイミングを図ることが大事です。具体的なパターンを見てみましょう。

パパ・ママ育児休業プラスについて(2015年度版)

こちらのサイトをご紹介

http://www.babys-room.net/furoku/okane/ikuzikyugyouplus.html 出典

人事部の皆さんへ

「くるみんマーク」認定について

☆くるみんマークとは男性従業員のうち育児休業を取得した者が1人以上いる場合、その他いくつかの要件を満たせば次世代法に基づき厚生労働大臣の認定を受けることができるというものです。認定された企業は、「くるみんマーク」を商品、広告等につけて子育てサポート企業であることをPRできます。また、取得・新築・増改築した建物等について割増償却で きる制度(税制優遇制度)も利用できるなど、メリットがあります。

 

「くるみんマーク」の認定について、詳しくは

http://tokyo-roudoukyoku.jsite.mhlw.go.jp/hourei_seido_tetsuzuki/kinto2/jisedai2/news/03.html

厚生労働省 東京労働局 出典

最後に

このような制度が設けられていますが、休業する期間には限りがあります。
結局は、制度を取り入れる事も大切ですが、女性が取得するにしても、男性が取得するにしても、
職場復帰に対して、躊躇しない環境が十分にあり標準化されているかということが重要かと思います。
この記事を読んで、休業だけに考えが行きがちですが、今はネットワークが普及していて、出社しなくても仕事ができる時代だったりしますし、いろいろな角度から日本が抱えている少子化問題も含めて、女性の労働問題について考える場ができましたら幸いです。

 

 

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