【比較】API連携できる給与計算システム4選
はじめに
毎月の給与計算では残業時間の集計、経費精算など様々な情報が必要になるかと思います。勤怠情報を手入力したり、CSVファイルを加工して取り込んだりと毎月の処理を手間だと感じている方も多いのではないでしょうか。
今回は特に他社システムとAPI連携できるという特徴に注目して、給与計算システムをご紹介いたします。
APIとは
API(Application Programming Interface)とは、アプリケーション同士を共有させる接点のことを指します。APIを連携することで外部のアプリケーションを共有させ、情報のやり取りを簡単に行うことが可能となります。
社員の基本情報、勤怠などの管理を、外部システムを使って行っている場合、毎月の給与計算実施時に情報を更新する必要があるかと思いますが、それがワンクリックでできるのは便利なのではないかと思います。
MF給与クラウド
MF給与クラウドでは、勤怠管理、労務管理、タレントマネジメントといったシステムとAPI連携ができます。勤怠管理システムでは毎月の勤怠の記録を、労務管理とタレントマネジメントシステムでは、従業員情報などを取り込めます。勤怠管理システムで設定した独自項目も取り込むことができ、柔軟に使うことができます。勤怠、労務管理共に多くのシステムとAPI連携が可能なため、例えばシステム変更を検討している場合でも切り替えの対応がしやすいでしょう。
連携可能な他社勤怠システム一覧
KING OF TIME/ジョブカン/Touch On Time/AKASHI/レコル/勤革時/IEYASU /セコムあんしん勤怠管理サービス KING OF TIME Edition
連携可能な労務管理システム
オフィスステーション/イージアZero/SmartHR
連携可能なタレントマネジメントシステム
カオナビ
人事労務Freee
人事労務Freeeでは、勤怠管理、労務管理といったシステムとAPI連携ができます。
勤怠管理は、4種類のシステムとAPI連携が可能です。インポートするのに必要な項目の紐づけは、プルダウンで選択して設定します。設定時、双方の項目が表示されるので、勤怠システムで設定した独自の項目などもわかりやすく簡単に設定することが可能です。
また、人事労務Freeeは給与計算だけでなく勤怠、労務管理もできるので、Slackと連携することで日々の打刻や、給与明細の発送通知などを送ることもできます。
連携可能な勤怠システム
KING OF TIME/Touch On Time/勤革時/KING OF TIME for おまかせ はたラクサポート/IEYASU
連携可能な労務管理システム
SmartHR
その他
Slack
給与奉行クラウド
給与奉行クラウドでは、勤怠管理、労務管理、人材管理など多くのシステムとAPI連携ができます。主に勤怠データと従業員情報の連携が可能ですが、システムによってはどちらの情報も取り込めますので、データを更新する際の手間を割くことができます。こちらもMF給与同様、多くのシステムと連携ができる為、システム変更を検討している場合でも対応がしやすいかと思います。
連携可能な勤怠システム
CC-BizMate / Touch On Time / KING OF TIME / IEYASU / ShiftMAX / ジョブカン/勤怠管理セコムあんしん勤怠管理サービス KING OF TIME Edition / ADVANCE勤怠クラウド /Kincone / AKASHI
連携可能な労務管理システム
SHIFTEE / 年調ヘルパー
連携可能な人材管理システム
カオナビ/sai*reco(サイレコ)
連携可能な福利厚生ソフト
安否コール
PCA給与
PCA給与では、オフィスステーションのシステムと多くAPI連携ができます。オフィスステーション有給管理やWEB給与明細と連携することで給与計算において必要な処理をスムーズに行うことができます。従業員の情報はsmartHRのような人事労務システムや、タレントパレットのような人材管理のシステムからも取り込めます。
また、給与以外の場面ですが、社会保険手続きの電子申請システムとAPI連携すれば、PCA給与の情報を元に申請データの作成を行えますので手続き業務を円滑に行うことができます。
連携可能な労務管理システム
SmartHR/オフィスステーション労務/オフィスステーション有給管理/社会保険電子申請ソリューション Charlotte
連携可能な人材管理システム
タレントパレット
連携可能な人事評価システム
社員成長評価システム 令和版 効果まんてん君
連携可能な福利厚生ソフト
オフィスステーションWeb給与明細/Web給金帳/メンタルヘルスプログラムORIZIN
まとめ
今回はワンクリックで連携が可能という点に着目してご紹介させて頂きました。自社システムの他に、他社システムとのAPI連携も対応している給与計算システムは少なくありません。より効率よく給与計算業務を行う為、現在導入している、導入予定のシステムとの相性を考えてシステム選定することをお勧めいたします。
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