もしかして自己流?! 今すぐ使える研修アイスブレイク集
こんにちは。
今日は、研修ですぐに使える「アイスブレイク」についてお話ししていきます!
目次
アイスブレイクってよく聞くけど、なんのこと?
アイスブレイクとは、初対面の人同士が出会う時、その緊張をときほぐして、コミュニケーションをとりやすい雰囲気を作り、そこに集まった目的の達成に積極的に関わってもらえるよう働きかける技術を指します。「アイスブレイク」という言葉は、参加者の不安や緊張を氷にたとえ、その「硬い氷をこわす、溶かす」という意味を持っており、初対面の場面に限らず、ビジネスの場においては会議や営業で発言を活発にするサポートをしてくれます。話し合うきっかけを作るちょっとした準備運動と捉えてください。
人事業務の中でも研修であれば、参加者と講師の間にある緊張感を解きほぐすために自己紹介などのトークを行うことが多いと思います。また、参加者どうしの緊張を解きほぐして研修への参加度合いを高めるために、ワークショップやゲームを行っていると思います。
実際にアイスブレイクをやってみましょう!
様々なアイスブレイクが紹介されていると思いますが、その中でも厳選した5つをご紹介します。ぜひ取り入れてみてください!
1.つみき式自己紹介:初対面のメンバーが多い研修に使いたいアイスブレイク
他社や他部署の人間を交えた研修では、自然とまず自己紹介から始まることが多いでしょう。でも、形式的な自己紹介は記憶に残りません。そんなとき使いたいのがこのつみき式自己紹介。手順は以下の通りです。
- 最初の人が名前を言い、自己紹介します
- 2番目の人は、前の人の名前を言ってから、自己紹介をします。「〇さんの隣の×です」
- 3番目の人は、最初の人と2番目の人の名前を言ってから自己紹介をします。「〇さんの隣の×さんの隣の△です」
このように、前の人の名前をすべて言って自己紹介をするようにします。自分の名前のみを言って終わる自己紹介より盛り上がるのみならず、何よりもみんな必死に名前を覚えようとしますので、確実に名前が記憶に残ります。 ただし、あまりにも大人数の研修だと最後の方の人に恨まれますので、人数を見て行うことが重要と言えます。
2.実は自己紹介:同じ参加者で集まるのが数回目の研修に使いたいアイスブレイク
同じ参加者で集まっていると、初回ほどの緊張感は薄れてくるものです。そんなとき、自己紹介に一工夫を加えて研修プログラムに緩急をつけてみませんか。
- 普通に自己紹介をしてもらう
- 自己紹介をする中で「実は…」で始まる一言を入れてもらう
普通に自己紹介をするより、このようなちょっとした「ひねり」を加えるだけで、参加者の集中度合いがまったく違ってきます。 意外感満載のものや一風変わった自己紹介だと笑いも起こり、和やかな雰囲気で研修を始めることができます。 苦手な上司の意外におちゃめな一面や、気になるあのコとのうれし恥ずかしな共通の趣味なんかが明らかになったりもするかもしれません。
3.ヒーローインタビュー:活発な発言を促す研修で使いたいアイスブレイク
車は、エンジンをかけてすぐに発進するよりも、少し暖機運転をしてから発信した方が走り具合がよくなると言われますよね。研修も同じく、研修開始の前に何か一言でも発しておくと、発言もしやすくなるものです。
- 2人1組になってもらう。1人は聞き手、1人は話し手(途中で交代)
- 「自分が一番活躍したとき」のことを、あたかもMVPへのヒーローインタビューのようにどんどん盛り上げて聞き出していく
これを会議の前に行うと、かなり場が打ち解け、雰囲気がよくなります。自分の成功体験を人が興味深く聞いてくれると、自分の話に自信が持て、口と心が自然と開くもの。その後の研修でも、活発な意見交換やアイディア出しにつながること間違いなしです。普段なかなかできない自慢話を、同じチームの気になるあのコに思いきりアピールできるチャンスとも言えます。
4.チェックイン:おてがるに研修の効果を高めるアイスブレイク
効果的な研修は、研修の内容を通常の業務でも意識して実行することができている研修ではないでしょうか。受講者に対し、目的を持って参加できるような工夫を施し、通常業務にどのように活かせるかをイメージしてもらうことが重要です。参加者に、研修に参加する目的を宣言してもらいましょう。このとき、宣言する内容のテーマを設定するなどを行い、参加意識が高まる工夫があるとさらに良いでしょう。
5.マシュマロチャレンジ:参加者の「素」を引き出し、研修を盛り上げたいときのアイスブレイク
ちょっとゲーム性の高いもので盛り上げたいのならこちらのアイスブレイク。あのTEDでも紹介された「マシュマロチャレンジ」です。ビジネスの場に限らず、学校教育やその他団体での人材育成の場など、幅広く導入されており「チームワーク」「チームビルディング」の効果があるとされています。ちょっと準備が必要ですが、参加者が楽しく真剣に取り組んでもらうことができ、参加者のライバル意識を引き出せたり、参加者同士がグループ内で自然と担う役割が見えてきます。
【準備するもの】
- プレイヤー数: 4人1チーム 最大20チーム程度
- 所要時間: ルール説明3分 プレイ時間18分 フィードバック5分
- 必要なモノ: スパゲティー20本 マスキングテープと紐を90cmずつ マシュマロ
- メジャー: ストップウォッチ
【ルール】
- 4人1チームによるチーム戦
- スパゲッティ、テープ、紐、マシュマロを使って自立式のタワーを作る
- 自立式のため、テープで足場を固定してはいけない
- 計測し終わるまで立っていなければならない
- スパゲッティやテープは切ったり、貼ったりして構わない
- タワーの頂上に必ずマシュマロを置くこと(スパゲティに刺してもOK)
タワー完成例はこちら。限られたリソース(18分という制限時間と20本のパスタ)で成果(マシュマロをより高い位置に乗せる)を出すことは、ビジネスに通ずるものがあります。ここで大切なことは、ワークから得られたことを振り返る時間を取ることです。マシュマロチャレンジに夢中になり、素の自分でワークに取り組む姿を客観的に自ら振り返ってもらうのです。自らの素を振り返ることにより、自分自身がどのようにチームに影響を与えているのか、チームメンバーとどのような関わりをもっているのかを客観的に見ることができます。このように、自らの思考、言動、行動の問題点に気づくことこそが、マシュマロチャレンジのようなワークの最大の活用方法ではないかと思います。研修講師としても、各参加者がどのような性格、性質を持っているかを把握することで、研修プログラム全体のファシリテーションを円滑に進めることができるでしょう。
アイスブレイクを行うその前に・・・
研修冒頭で参加者の参加度合いをどれほど高められるかによって、研修の成果が左右されるといっても過言ではありません。研修講師の緊張が最高になる瞬間は、この研修を始める瞬間ではないかと思います。参加者の参加度合いを高める手段として、アイスブレイクは有効ですが、アイスブレイクを成功させようとするあまり、そのほかのことがおろそかになってはいけませんか。たとえば挨拶。やはり、挨拶がしっかりしていないと、参加者は始まったのか始まっていないのかすらあやふやとなり、研修の内容はうまく吸収されずに進行してしまいます。アイスブレイクの前に、まずは大きな声と笑顔で、参加者に始まりを伝えることが大切です。
アイスブレイクに頼りすぎない研修を
アイスブレイクは、あくまでも緊張をほぐしその場での目的達成をサポートする手段の一つにすぎません。アイスブレイクにこだわらずとも、円滑さを生み出すことができればよいのです。研修であれば、研修の最初のちょっとしたワーク・演習をアイスブレイク的なものとすることで円滑さを作りだして学びへの導入とできます。ここで意識したいことは、円滑さや研修の効果を阻んでいる要素は何かと考えることです。その要素を除去することができれば、アイスブレイクでなくとも良いのです。
まずは、ご紹介したアイスブレイクを取り入れて、雰囲気作りに慣れることをおすすめします。雰囲気作りに余裕を持つことができれば、特にアイスブレイクを使わなくもアイスブレイクを使ったかのような雰囲気を作れるようになるでしょう。参加者にとって、安心して発言やワーク参加ができる研修だと感じることができれば良いと思います。
成果につながる研修を一つでも多く実施しましょう!
堀越 敬太
最新記事 by 堀越 敬太 (全て見る)
公開日: