【EXCEL関数】全員の名前にフリガナを振るのは面倒!そんな時は【PHONETIC関数】
組み合わせや使い方で効果絶大、Excel関数はこう使う!
今回ご紹介するのはこちら
PHONETIC関数 |
=PHONETIC ( 文字列 ) |
PHONETIC 関数は、漢字にフリガナをつける際に活用します。
関数の説明だけでは、アっという間にこの記事が終わってしまいますので、
今回は、フリガナが上手く表示されない場合の処理も合わせてご紹介いたします!
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目次
1.PHONETIC 関数とは・・・?
PHONETIC 関数とは、タイトルのとおり、漢字にフリガナをつける関数です。
動画で見たい方はこちら!
関数を活用する際には以下のように入力します。
PHONETIC関数 |
=PHONETIC ( 文字列 ) |
フリガナを表示させたい 元の漢字のセルを選択するだけで関数を活用できます。
2.上手くフリガナが表示されない場合の処理
エクセルでは、セルに入力したときの読み情報をそのまま記憶しています。
漢字にフリガナをつける PHONETIC関数 ですが、
言い換えれば、セル入力時の読み情報を返す関数でもあります。
この特性により、PHONETIC関数はしばしば上手く機能しないことがあります。
今回は上手く機能しない2つのケースの対処法についてご紹介します。
読み方が特殊なんだけれど・・・
例えば、梅津幸子(ウメヅユキコ)さんという方が、ご自分の名前を入力する際に、
予測変換の個数を考えて、「ユキコ」と入力して変換せずに、「サチコ」と入力して変換した場合、
PHONETIC関数は、『ウメヅサチコ』という値を返します。
このような場合は、エクセルのホームタブのフォント項目の中の『ふりがなの表示/非表示』のボタンをクリックします。
その中の『ふりがなの編集』を編集していただくと、セルの読み情報を編集することができます。
PHONETIC 関数を入力したのに そのままの漢字が表示される・・・
もう1つのよくあるケースは、PHONETIC 関数を入力したのに、漢字のフリガナが表示されない・漢字が返ってくる場合です。
原因は、Word や インターネット上の文章等の
Excel 以外に入力された漢字をそのままコピー&ペーストしたためです。
この場合、セルに読み情報が記録されていないため、PHONETIC 関数が上手く機能しません。
このような場合は『マクロ』を活用します。
マクロとは、エクセルに標準装備されている、
複数の手順を記憶して、自動的に実行させる機能のことを言います。
詳細はまた別の記事で取り上げますので、
今回はマクロを用いたフリガナの付け方だけをご紹介します。
【 STEP 0 】
エクセルのタブに『開発』タブが表示されていない方は、まず『開発』タブを追加することから始めてください。
タブを追加するには、エクセルの『ファイル』タブの中の『オプション』メニューを開いていただき、『リボンのユーザー設定』より『開発』タブを追加してください。
【 STEP 1 】
『開発』タブの中の『Visual Basic』の項目を選択していただくと、VBAを入力する画面が立ち上がります。
『挿入』メニューより『標準モジュール』を選択します。
【 STEP 2 】
標準モジュールの中に以下の文面をコピー&ペーストしてください。
Sub フリガナをふる()
Selection.SetPhonetic
End Sub
入力ができましたら、左上にある『上書き保存』ボタンをおしてください。
【 STEP 3 】
いつものエクセルの画面に戻ります。
フリガナをふりたい漢字の文字列を範囲選択し、
『開発』タブ内の『マクロ』をクリックします。
先程作成したマクロを選択したまま『実行』ボタンをおすと
自動的にフリガナが振られます。
フリガナ(読み情報)が入力されたことによって、PHONETIC関数が上手く機能するようになりました!
3.まとめ
PHONETIC関数 |
=PHONETIC ( 文字列 ) |
漢字にフリガナをつける際に活用する PHONETIC 関数。
上手くフリガナが表示されないときにも、
少し工夫を加えれば活用できますので是非ご活用ください。
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公開日: