セブン店員が教える!面接でブラックと誤解されないための雰囲気づくり①
こんにちは!2016年度内定者の吉野です。セブンに四年間務めた私、吉野がこの経験を生かし、今回からは学生側に「入りたい!!」と面接で思わせる雰囲気づくりについてご紹介していこうと思います。
私が就活を始めた頃「圧迫面接」とよく耳にしました。学生にわざとストレスを感じるような質問をぶつけ、ストレス耐久があるのかを見るものです。
しかしこのような面接をされた学生はどのように思うのでしょう。「入ってから大変そう…」「休みが無さそう」「残業が多そう」
こちらの意図していない感情が学生側に生まれてしまうのは、やはり避けたいものです。今回は、どのようなことが「ブラック」と誤解されてしまうかを、セブンイレブンで心がけている「良い店づくり」とリンクさせて見ていきたいと思います。
1、会社が清潔でない
コンビニでは、少しでも床が汚れていた、トイレが汚い状態だと、お客様から注意をされてしまいます。食品を扱っていることもあり、店内を常に清潔に保つことを心がける係りを設けているくらい重要視していますし、ゴミの回収時間もきちんと決まっています。
本社で面接を行う会社は沢山あると思うのですが、学生が面接へ行ってこれから生涯働く会社が清潔でなかったら、好感は持てないのは言うまでもありません。ゴミや書類の山は綺麗に片づけておくと、こういったこまかいところにも気を配る余裕のある会社という印象を持ってもらえるのではないでしょうか。
2、面接官の態度が悪い
私はレジに立った際は必ず、いらっしゃいませと少し深めのお辞儀をするようにしています。どんなに急いでいても丁寧な対応は相手も気持ちいいですし、また来店したいと思って下さるかもしれません。
あいさつや座り方や話し方は、学生側も見ているもの。あいさつも無しに面接が始まるなんてことは無いと思いますが、真剣に面接をしに来ている学生に大手だからという理由でふんぞり返って上から目線で質問をするなんてことをしたら、さすがに大手でも入りたいという気持ちは失せてしまいます。
3、雑談が多い
少しの雑談なら良い雰囲気になり良いと思うのですが、コンビニにはいろいろな事情で買い物に来るお客様がいらっしゃいますので、ポイントカードの宣伝もほどほどに、あまりお客様を引き留めないようにします。初対面のコンビニ店員に沢山話しかけられてもかえって怪しいですよね。
面接で学生が緊張しているからといって、雑談をしすぎてしまうと自分の話や会社への思いを伝えに来ている学生にとっては、少し不安になってしまうもの。良かれと思ってした行動が、「会社のことをあまり話したくないから雑談が多かったのかも」なんて思われたら悲しいですよね。最近の学生は、面接で雑談をされたら落とされると思っている人も多いとか。雑談は面接前や終わりがベストかもしれません。
4、時間配分
コンビニで、たくさん待たされたりしてイライラした経験や、レジに誰も居なくて会計が出来なくて困った経験は無いでしょうか。
コンビニでは、早いに越したことは無いので出来るだけお客様を待たせないように心掛けていますが、待たせてしまう場合は何分お時間いただけますか?とお聞きしています。
面接の場合は予定時刻より短すぎる面接で内定が出る、いつになっても連絡がこないなど時間配分を気を付けないと、選考に時間をかけてくれない、またはいい加減なのでは?と思われてしまいます。面接前、面接中、面接後の時間配分はしっかりと定め、学生にも伝えておくのが先決であると思われます。
今回はこんな面接をすると例え「ホワイト」でも「ブラック」と誤解されてしまう可能性がある場面を紹介しました。少しオーバーに思われるかもしれませんがどれも実際ある会社のもの…いくら面接する側とはいえ、気を引き締めなければいけないと再認識させられます。次回はどのように改善していけばいいかをご紹介したいと思います。
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