【あれ…?案外楽しそう…】最近流行りの自衛隊研修とは?
今回は、企業が行う「研修」に焦点を当てたいと思います。
目次
【導入企業拡大中】自衛隊へ体験入隊できる『自衛隊研修』
正式には、「自衛隊生活体験」と呼ばれています。こちらは、自衛隊の実際の姿を広く知ってもらい、理解を深めていただくため、自衛隊の広報活動の一つとして行っているものとのことです。この自衛隊生活体験を企業が研修の一環として、導入するケースが急増しているそうです。
企業側としては「学生気分の脱却を図るとともに社会人としてのルールを学ぶこと」を目的としているそうですが、具体的に自衛隊入隊はどういった内容なのかご紹介したいと思います。
【離脱者続出!?】自衛隊研修とは何をするのか
自衛隊研修と聞けば、こんな風景が思い浮かびます…
しんどいことと痛いことが嫌いな私は、すぐに逃げ出してしまいそうですが、こんな感じで引きずり戻されるのでしょうか…
ところが、今回ご紹介する「自衛隊研修」は、ここまではしないとのことです(当たり前ですが…)。
具体的な活動内容はこちらです。
■基本訓練
自衛隊の隊員が実施している訓練をします。挨拶、号令、歩き方、ほふく前進などを行います。
■体育
腕立て、腹筋、懸垂、ランニング、体力測定、体操などを行います。基礎体力の向上を図ります。
■スピーチ
研修者全員の前でスピーチを行います。発表力の養成が目的です。
■清掃・ベッドメーキング
泊まる部屋の清掃やベッドメーキングを行います。朝と晩の2回行います。
実際の風景はこんな感じで、非常に楽しそうです。
どんな効果があるのか
研修として企業が導入するのですから、効果がなければ意味がありません。はたして、どんな効果があるのでしょう。
1.意識が変わる
学生生活の長い新入社員はどうしても学生気分です。3月31日までは学生なのに、4月1日からは社会人に切り替えろと言われても本人だけでは難しい部分があるのです。
自衛隊研修では、厳しいルールのもとに泊りがけで訓練を行いますので、学生気分の甘い自分を見つめなおす機会になるのです。荒療治的な方法ですが、学生気分から脱却するには自衛隊研修は効果を発揮します。
2.社会人としての基本的なルールを学べる
泊りがけで研修を行い、朝から晩まで一緒に団体で生活するにはルールが必要です。自衛隊はルールに厳しいです。ルールに厳しい環境で数日生活することで社会人として基本的なルールが学べます。
3.連帯感が生まれる
団体行動をとることでチームワークが養成されます。また、辛い研修を仲間と一緒に乗り越えることで、新入社員同士に連帯感が生まれます。
(出典:ゆとり世代に効果的?自衛隊入隊研修の内容)
ちなみに、こんなものもあります (無人島研修)
チキンラーメンでおなじみの日清食品ホールディングスでは、新任管理職(課長職)に抜擢されたエリート社員たちを対象に「若手管理職の心身を鍛える」のが目的で10年ほど前から無人島や山などでの3日間の研修を取り入れているそうです。
無人島に着いた社員らは、携帯電話や時計などの私物はすべて没収され、代わりに渡されるのは、チキンラーメンのほか、米1合、小麦粉1カップ、2メートル四方のビニールシート2枚、釣り針と釣り糸1セット、水のみだそうです。
企業としては、こんな意図があるのだとか。
「どんな状況でもやっていける骨太の管理職を養成したい」
日清HDの広報担当者はこう説明する。
過酷な環境の中で、自分だけを頼りに行動することで、判断力や発想力、発見力、忍耐力などを養うことができるという。
他の企業も同様の趣旨で、さまざまな管理職研修を実践しているが、日清HDは、研修の舞台に無人島を選んだことに深い意味がある。
広報担当者は「極限に近い状況だからこそ、肉体的にも精神的にも成長できる」(同社広報)と力を込める。
(出典:チキンラーメンで無人島サバイバル 日清食品エリートが挑む過酷研修)
20数名の40代のエリート社員が支給されているチキンラーメンをなんとか食べようとする中で、愛社精神がはぐくまれるということなのでしょうか。
さまざまな研修があるものですね。これからも特集していきたいと思います!!
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