「仕事が忙しい」中で「他のことをする」ために必要なことを論理的に考えてみた

 

こんにちは。今回は、仕事が忙しい中でプライベートや将来のために時間を取るポイントをご紹介いたします。ぜひ、働き方の視点から後輩や部下に教えてみてください。

 

 

「仕事が忙しい」と「他のことをする時間がない」は同義か?

こちらのサイトにて、忙しい中で様々なタスクを進めるためのタイムマネジメントについて、論理的に、解説をしています。とある20代の方からの「仕事が忙しいので、他のことをする時間が無い」という質問を例にとって「「仕事が忙しい」のと「他のことをする時間が無い」とは同義ではなく、論理的に繋がってもいません」とバッサリと切り捨てています。

 

さらに「少し聞くと、変でないように聞こえるのは、「仕事が全てに優先する」という全く別の考え方を無条件に組み入れてしまっているからです。常に「仕事を最優先」で、「(趣味等の)他の事は休みの日にとか、空いた時間に」という考え方だと、毎日6時とかに家に帰れる例外的な方々を除くと、ほとんど「仕事以外のこと」に時間を費やすことはできません」として、仕事と他のことの優先順位を変えるべきと主張しています。

 

 

「仕事がすべてに優先する」という考え方を改める

記事を作製した人自身、仕事が最優先にならないように若いころから意識してきたといいます。「仕事がどんなに忙しくても、夜は友達との会食や家族との食事を入れて、会食や食事が終わってから10時とか11時に仕事に戻ったりしていました。また、出版や執筆の時間を必ず毎日1時間とっておいたりしていた時期もあります」とのことで、仕事からプライベートに行った後に仕事に戻るなんて、私にはなかった発想です。。。確かに、仕事は突き詰めようとすればどこまでもできてしまうので、仕事が終わってから他のことをするのでは、いつまでたっても他のことに着手できませんよね。

 

つまり、仕事の優先順位を下げるためには、仕事以外のことをする時間を強制的に組み込むしかない、としています。その典型として以下のことを上げています。

  • 日ごろの体調管理のためにジムに行く
  • 将来のために早朝に出社し勉強をする
  • 会社のつながりだけでなく異業種交流に参加する

 

このように仕事以外のことを優先するべき理由は3つあります。

  1. 長時間働くことが当たり前の文化の会社でや業界では、感謝や評価がされない。長時間労働を前提としている仕事は人材の代替性が高い
  2. 1日のうち、1時間を仕事以外のことに充てたとしても、それによって大きく影響する仕事はない
  3. 将来、上のポジションを目指していくためには、若いころから「複数のタスクを同時に進め多種多様な問題を解決する」訓練をすべき。仕事以外の「タスク」としても、家族や友人といったプライベートでの「タスク」があり、同時に解決していかなければならない

 

なるほど、特に3は重要そうです。上のポジションを目指さないとしても、仕事だけでない、豊かな人生や経験をしていくためには、仕事以外のことを仕事と同時に進めなければならないと思います。さらに、プライベーを含めいろいろなバランスを取りながら仕事を最優先にしないことが結果として仕事の成果にも結び付きそうです。

 

 

やっぱり「仕事が忙しい」のと「他の事ができない(する時間が無い)」は、決して同義ではない

「他の事をする時間がない」というのは、「仕事で時間を取られている」からではなく、自分で「仕事を最優先にする」と選択した結果であって、仕事以外のことができないのは仕事のせいではなく、仕事の優先順位を上げてしまっている自分に改善点があるのですね。最後に記事を作成した方からは、若い人にメッセージを残しています。「自分の時間をどう使うのかは、結局、自分自身の選択です。そこまで理解した上で、本当に「仕事を最優先にすべき」かどうかは、よく考えた方がいいと思います。特に将来のある若者の皆さんは!」

 

 

 

 

 

The following two tabs change content below.

堀越 敬太

給与計算、社会保険手続にて3000名から100名までの規模を経験し業務フローの改善に従事する傍ら、社内研修の運営にも参画。人事情報のトレンドをお届けいたします。

最新記事 by 堀越 敬太 (全て見る)


公開日:

日常業務に関するちょっとした疑問から、コンプライアンス、人事戦略まで、お気軽にご相談ください。

無料労務相談のお申し込みは、以下のバナーからどうぞ!
無料労務相談のお申し込み
PAGE TOP ↑