期待の新人「5年経ったらタダの人」のワケ

 

こんにちは。まだ先の話かもしれませんが、最初は元気な新人たちもいずれはダレてくるもの。そんなダレてしまった新人にありがちな5つの特徴をご紹介。あなたの周りの新人、部下は大丈夫?もし当てはまりそうなときは、しっかりと軌道修正をしてあげましょう!

 

 

特徴1:9割の力で仕事を流す

90%の力で仕事をしていれば、多少頑張っても現在の実力値を超えない、つまり成長しないどころか、翌年はその90%で仕事をすること、つまり81%で仕事をすることにつながりがちです。

 

人間は、そもそも弱い生き物ですから、1度「サボリ癖」がついてしまうと、なかなか抜けなくなってしまいます。手を抜いても、たまたまそれなりの成果が出てしまったなどの経験は、長期スパンで見れば百害あって一利なしです。もしそんな新人、部下がいたならば、懸命に仕事をするモードに切り替えるよう働きかけることを強くお勧めします。

 

 

特徴2:「ロールモデルがいない」が口ぐせ

「ロールモデルをイメージしよう」という話をすると、「私の周りにはそんな人はいない」という話をする新人が多く出てきます。こういう人の特徴は、完全無欠なロールモデルを追い求めているということです。しかし、そんなふうに、すべてがそろった人に出会えることは滅多にありませんし、本当に実在しないかもしれません。

 

夢見がちな状態で誰かひとりの唯一のモデルを探し求めるのではなく、いくつかの側面に分けて、「コミュニケーションについてはこの人」「交渉力はあの人」「人としての優しさは……」と、複数のモデルを設定させてみてはどうでしょうか。目指す姿をイメージでき、その人との差を実感できれば、おのずと謙虚になり、能力開発にも邁進できます。

 

 

特徴3:やりっ放し

成長が滞りがちな人の特徴のひとつに、何をやっても「やりっ放し」ということがあります。成功しても失敗しても、自分の経験から学習しないタイプです。よく「経験から学ぶ」という言葉がありますが、実は経験からは学べません。「経験を振り返ることから学ぶことができる」というのが真実ではないでしょうか。

 

振り返りを妨げる最大の要因は「忙しさ」です。忙しく仕事に邁進すればするほど、冷静に自分自身のことを振り返ることが難しくなり、時に視野狭窄になりがちです。大いなる自省の念を込めて書きますが、予定表が階段状に完全に埋まってしまっている状態は、健全ではありません。できれば、1日に30分は振り返る時間を取る。1カ月に1度はゆっくり振り返りの時間を取る。そんなことを勧めてみるべきだと思います。

 

 

特徴4:「仕事が忙しい」「○○から学んでいるから大丈夫」が口癖

先ほども書いたように、能力開発の基本は仕事の中にあります。しかし、だからといって仕事だけをしているというのも危険です。このタイプの新人は「仕事が忙しい」という言葉をすべての言い訳に使いがちです。

 

変化が大きく、速い時代においては、これまで以上に仕事以外からもさまざまなことを学ぶべきです。研修に参加する、本を読む、講演を聞きに行く、旅行に行く、おいしいものを食べに行く、コンサートに行く、演劇を鑑賞する、運動をする、何か創作活動をする、勝敗がかかった勝負事に参加する、旅に出るなど、多種多様な学びのソースがあるはずです。

 

たとえば、高級サービスを提供する会社で活躍したいなら、自らが高級サービスを受けてみなければ、顧客の気持ちはわかりません。自腹を切って学ばなければ、何も始まらないのです。「何からでも、誰からでも、どこからでも学ぶことができる」という前向きなマインドを持たせることが大切です。

 

 

特徴5:インプットのみに命を懸けるインプットオタク

特徴5で書いたこととも関係しますが、能力開発、学びと言うと、本を読んだり、セミナーに行ったりと、情報をインプットすることだけに注力する人が多いように思います。これが、成長が加速しない人の陥りがちなワナです。

 

もちろん新しいことを考えるためにも、何をするためにも、ある一定の情報を収集し続けることは大切です。このとき、大切にしていただきたいことは、「ただ読む」「ただ見る」というのではなく、何らかのアウトプットを目的にするという姿勢です。たとえば、ブログを書いてみることや、誰かにプレゼンテーションを聞いてもらうことを目的とすると、ゴールイメージが明確となり、同じ本を読むことでも目的に沿ったインプットを行うことができます。単なる情報収取で終わるのか、成長につながるインプットになるかはその新人次第と言えますが、上司としてしっかりと導いていきたいものですね。

 

 

 

いかがでしたでしょうか。周りの新人や部下だけでなく、自分自身にもあてはまっていたら要注意。成長は、日々の積み重ねによって起きるものだと思います。同じスタートを切っていたはずの同期が、気が付いたらスキルをずっと伸ばしているということは往々にしてあることだと思います。恐ろしいですね。。。自分の場合は、特徴1のサボリ癖が時折、顔を見せていますが負けないようにがんばります!

 

引用:http://toyokeizai.net/articles/-/49994

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堀越 敬太

給与計算、社会保険手続にて3000名から100名までの規模を経験し業務フローの改善に従事する傍ら、社内研修の運営にも参画。人事情報のトレンドをお届けいたします。

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