【2019年度新卒】リクナビ・マイナビ・キャリタスのグランドオープン状況まとめ(2018年3月1日時点)

2018年3月1日。2019年度の新卒採用サイトがグランドオープンしました。

そこで、就職サイトの主要媒体である「リクナビ」「マイナビ」「キャリタス」のグランドオープン時の状況を比較。

順調に採用活動が行えている企業様やそうでない企業様の、今後の採用方針の参考となれば幸いです。

 

各就職サイトの特徴

 

  • リクナビ
    ・サイト掲載企業数が、ついに3万社を超える。No.1。
    ・エントリー受付企業数、受付率もNo.1。
    ・説明会情報添付率は、昨年とほぼ同じ約30%で推移。
    ・会員学生数は、マイナビに次いで2番目。
    ・効率的に出会えるよう、AIの活用や動画の活用など技術志向を強める。

 

  • マイナビ
    ・掲載企業数、エントリー受付企業数は、リクナビに次いで2番目。
    ・説明会情報添付企業数が大きく増え、添付率は50%を超える。
    ・会員学生数が、ついに80万人を超える。No.1。
    ・ウェブ説明会を積極的に活用し、地域差を埋める。

 

  • キャリタス
    ・エントリーや説明会の予約ができる企業数、および割合が、3つのサイトの中で一番低い。
    ・大学の連携や新卒紹介の強化を実施。

 

 

就職サイト掲載企業数

 

  • リクナビ :30,199社(18年:27,558社) 前年比:110%
  • マイナビ :22,619社(18年:19,904社) 前年比:114%
  • キャリタス:15,699社(18年:15,053社) 前年比:104%

 

就職サイトオープン時点(3月1日時点)で、延べ6万8517社。昨年比1.1倍となりました。

リクナビは3万社、マイナビは2万社を越えています。

 

エントリー受付企業数

 

  • リクナビ   :27,346社 掲載企業の91%がエントリー受付(18年:25,106社 掲載企業の91%)
  • マイナビ   :20,097社 掲載企業の89%がエントリー受付(18年:17,585社 掲載企業の89%)
  • キャリタス:2,831社   掲載企業の18%がエントリー受付(18年:2,640社 掲載企業の18%)

 

3サイト全体のエントリー受付企業数は延べ50,274社、昨年比1.1倍。

就職サイトごとにみると、エントリー受付企業数に関しても、掲載社数と同様にリクナビが一番多くなっています。

リクナビ・マイナビはグランドオープン時点で掲載社数の約90%がエントリー受付をしており、キャリタスは約20%に留まりました。

 

説明会情報の公開企業数

 

  • リクナビ :9,075社   掲載企業の30%が公開(18年:7,559社 掲載企業の27%)
  • マイナビ :11,536社 掲載企業の51%が公開(18年:8,709社 掲載企業の44%)
  • キャリタス:1,583社   掲載企業の10%が公開(18年:1,309社 掲載企業の9%)

 

就職サイトオープン時点(3月1日時点)で、延べ2万2194社。昨年比1.3倍となりました。

グランドオープンと同時に説明会情報を公開している企業は、例年増加傾向となっています。特にマイナビが一番多く説明会情報が公開されており、その数は50%を超えています。

 

登録学生

 

  • リクナビ :約76万名(18年:約65万人) 前年比:117%
  • マイナビ :約80万名(18年:約72万人) 前年比:112%
  • キャリタス:約36万名(18年:約32万人) 前年比:114%

 

登録学生数は3サイトすべてで増加しており、昨年に引き続きマイナビが1番多くなっています。

就職希望の大卒が約42万人とのことで、大卒生以外の登録が増えている模様です。また「優秀な学生」は、主要就職サイト以外も活用して就活をしている傾向が見られ、他の採用手法との併用も検討していいと思います。

 

まとめ

主要就職サイトの利用企業数が8年連続増加しており、企業の採用意欲の高さが見られます。

しかし、就職サイト以外での企業との出会いが増えていることの影響も無視できません。

すでに、企業と学生の間では、以下のような数多くの出会いの機会が設けられています。

・インターンシップ

・3月1日以前での合説

・3月1日からの各大学で積極的に開催される学内の合説での出会い

・スカウトサービスや新卒紹介などの、企業側からアプローチされることによる出会い

・SNSや口コミなど

今後の採用活動で大切になってくることは、プレサイト経由、既にエントリー済み、 説明会予約済みの学生へのアプローチ・リマインドを強化して、リアルな接触につなげることです。選考過程で志望度を高めることで、学生が獲得する平均5社の内定企業の中でも志望度の高い企業に着地させましょう。

そして、夏前の就職活動で検討していた企業が自分に合わず(もしくは不合格で)、次の企業・業種を探すタイミングを逃さずに説明会や面接を組むなどリアルタイムの採用状況を把握し、対策を打つことです。

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