基礎年金番号は何歳からもらえますか

弊社に入社した社員は19歳ですが、基礎年金番号を持っておりました。

私の認識では基礎年金番号は20歳になったらと思っていましたが違うのでしょうか。

回答

基礎年金番号とは、4桁と6桁の数字を組み合わせた10桁の数字で、すべての公的年金制度で共通して使用する1人に1つの番号です。
基礎年金番号は、原則として国民年金に加入するタイミングで付与され、以下のようになります。

1. 日本国内に住所を有する 20歳以上60歳未満の方
20歳になったときに国民年金に加入するので、その際に基礎年金番号が付与されます。
(自営業者や学生などが該当)
2. 会社員や公務員
就職して厚生年金保険の資格取得をするときに、自動的に国民年金にも第2号被保険者として加入します。そのため、20歳未満でも基礎年金番号が付与されます。
3. 遺族年金を受給する方
18歳未満(障害のある方は20歳未満)の方が遺族年金を受給される場合には基礎年金番号が付与されます。

基礎年金番号の確認方法ですが、令和4年3月までは年金手帳が発行されており、年金手帳に基礎年金番号が載っておりましたが、年金手帳が令和4年3月に廃止されました。
令和4年4月からは基礎年金番号通知書が年金手帳に代わり発行されております。
基礎年金番号通知書ははがきサイズの通知書で表面に基礎年金番号と氏名が記載されており、国民年金・厚生年金の資格取得時に郵送されます。

なお、令和4年4月以降は年金手帳は新規発行されていませんが、それ以前に受け取った年金手帳は今でも有効です。
ただし、年金手帳を紛失した場合は再発行されず、代わりに基礎年金番号通知書が交付されます。

今回のケースですが、入社された社員はおそらく以前に厚生年金保険を資格取得されたので、19歳でも基礎年金番号を持っていたと思います。
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