くるみん助成金は、次世代育成支援対策推進法に基づき、「くるみん認定」や「プラチナくるみん認定」を受けた中小企業事業主を対象とした助成金制度です。この制度は、従業員の育児休業取得促進や子育て支援環境の整備を行う企業を支援することを目的としています。
1企業あたり上限50万円が支給されます。ただし、くるみん認定企業は1回限り、プラチナくるみん認定企業は1年度に1回までの申請が可能です。

くるみん認定およびプラチナくるみん認定の取得手続きについてご案内いたします。

1. 一般事業主行動計画の策定・届出
まず、次世代育成支援対策推進法に基づき、一般事業主行動計画を策定し、所管の労働局に届出を行います。この計画には、従業員の仕事と子育ての両立支援に関する具体的な目標や取り組み内容、実施期間などを明記します。

2. 計画の周知・実施
策定した行動計画を社内に周知し、計画に基づく取り組みを実施します。取り組みの実施状況や成果を適切に記録・管理することが重要です。

3. 認定申請の準備
行動計画の目標を達成した後、以下の書類を準備します

・認定申請書：所定の様式に必要事項を記入します。
・行動計画の実施状況報告書：計画の取り組み内容や成果を詳細に記載します。
・その他必要書類：労働者名簿、就業規則、育児休業規程など、認定要件を確認するための資料を添付します。

4. 認定申請の提出
準備した書類を、所管の労働局に提出します。提出方法や提出先の詳細は、各労働局のウェブサイトや窓口で確認してください。

5. 審査と認定
提出後、労働局による審査が行われ、基準を満たしていると認められた場合、「くるみん認定」または「プラチナくるみん認定」が付与されます。

認定基準については、次世代育成支援対策推進法の改正に伴い、令和７年４月１日より認定基準等が改正されます。
詳しい内容は、下記の厚生労働省のホームページをご確認ください。

https://www.mhlw.go.jp/content/11909000/001347349.pdf