社員の親からのクレームについて
社員の親が頻繁に会社に会話を求め、会社の指導が適切ではないと苦情が入っています。
社員の母親は電話や来社、面談要求を繰り返しており、その対応をしている社員の精神的負担にもなっています。
会社としては社員と雇用関係があるため家族との対話は必要ないと考えていますが、応じないまたは拒否しても問題ありませんでしょうか。
回答
社員の親が業務指導に介入する場合、まず、雇用契約は会社と社員の間で成立しているため、親からのクレームに対応義務はございません。
職員の保護者様には「職場の問題は社員本人と解決する」と説明し、理解を求めることが基本方針です。
但し、社員が未成年者であって親からの契約解除通知である場合は例外となります。
親権者は、労働契約が未成年者に不利であると認める場合においては、将来に向ってこれを解除することができるとされています。(労基法第58条2項 未成年者の労働契約)
クレームがエスカレートし、業務に支障が出る場合は、弁護士や警察への対応を検討し、ケースによっては御社様対応者のメンタルケアも行う必要も出てくる場合もございます。
会社の方針を明確にし、対応体制を整えていたければと存じます。
職員の保護者様には「職場の問題は社員本人と解決する」と説明し、理解を求めることが基本方針です。
但し、社員が未成年者であって親からの契約解除通知である場合は例外となります。
親権者は、労働契約が未成年者に不利であると認める場合においては、将来に向ってこれを解除することができるとされています。(労基法第58条2項 未成年者の労働契約)
クレームがエスカレートし、業務に支障が出る場合は、弁護士や警察への対応を検討し、ケースによっては御社様対応者のメンタルケアも行う必要も出てくる場合もございます。
会社の方針を明確にし、対応体制を整えていたければと存じます。
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公開日:
労務管理