不妊治療を希望する従業員の雇用について

従業員より、妊娠するまで不妊治療に専念したいため、退職もしくは休職したいとの申し出がありました。弊社では、不妊治療のための制度がまだ何も整っておらず、休職を認めることが難しい状況です。このまま退職となっても何も問題はございませんでしょうか。

 

回答

不妊治療に専念するための休職を認めないことに問題はございません。
ただセンシティブな内容になりますので、従業員の方とお話しをされる際は、配慮が必要であるかと存じます。
今後につきましてですが、仕事と不妊治療の両立支援を政府は目指しております。
令和3年2月に次世代育成支援対策推進法に基づく行動計画策定指針の改正があり、不妊治療を受ける労働者に配慮した措置の実施と項目が追加されました。このことからも、働きながら不妊治療を続けられる環境づくりを企業側に求めることになるかと存じます。

厚生労働省「不妊治療と仕事の両立のために」
https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_14408.html
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公開日: 労務管理

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