採用マーケティング:スカウトメール作成のポイント

超売り手市場の昨今では、主要サイトを利用して広く訴求しても応募者が集まりにくい状況です。

そのため、これまでのように掲載して応募を待つやり方ではなく、スカウトを通じて求職者にアプローチするやり方を考えております。
スカウト作成にあたって求職者に効果的な文面内容を教えて頂ければ幸いです。

回答

超売り手市場が続く中、求職者は複数の企業からスカウトを受けております。
その中で、貴社のスカウトメールに対して返信してもらう為には、いかに手間をかけ、求職者に、自分だけのスカウトメールという特別感を出すことがポイントだと考えられます。
一斉送信ではなく、一人一人のレジュメを確認し、カスタマイズすることが重要です。

件名は、求職者がまず目にする箇所となり、その内容によって開封するか決めるので
求職者のキャリアや転職動機等を踏まえた内容を表記し、ちゃんと自分を見て送ってくれていると感じてもらえる内容であれば興味を持つ可能性も高まります。

(例)年収UPしたい求職者に対して
あなたの●●業界10年のご経歴なら、年収●●円目指せます!・・・

本文も同様に、レジュメを確認しての評価によって、これまでの経歴をどのように活かせるのか、また、具体的なポジション、プロジェクト内容を表記することで、経歴と募集職種が結びつく説明となり、求職者が自分の経歴をみて、必要とされているといった特別感を感じる可能性が高まります。

また、文面の内容だけでなく、以下もスカウト運用にあたって重要となってきます。

・ターゲット
顕在層向けが効果的です。ログイン日、レジュメ更新日が直近であるほど求職意識が高い人となります。
・スカウト配信時間
就業時間前・後の通勤時間帯が返信率が高くなる傾向にあります。
・スピード返信
良い人材はすぐに転職が決まります。折角、スカウト文面を工夫し、返信があってもオペレーション対応が遅ければ、他社に決められてしまいます。スピードを意識した対応が重要となってきます。

大量のスカウトメールが配信されている昨今では差別化を図る上で、手間をかけて、一人一人への丁寧な工夫の積み重ねがポイントとなってきます。
文面以外でも、ターゲット、運用方法等の検証を行い改善を繰り返しながら連続性のある運用をしていくことが重要です。
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公開日: 募集・採用 採用・雇用

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