給与改定により増額する社会保険料の計算方法

只今、社内にて年間の予算編成を行っております。年間の給与総額を会社全体で1000万円アップさせた場合、社会保険料は全体でいくら増額となりますでしょうか。

回答

社会保険料の算出は、標準報酬月額表に当てはめることが必要となりますので、まず増額される1,000万円をひと月あたり、一人あたりの報酬月額に換算します。

被保険者数を100名とした場合、ひと月、一人あたりで増額される報酬月額は
1,000万円÷12ヶ月÷100名≒8,333円 となります。

8,333円の報酬月額の増額を元に、ここでは標準報酬等級の上昇を1等級と仮定します。
1等級の上昇となる場合、標準報酬月額として上昇する金額はおよそ20,000円となります。

標準報酬月額の上昇額20,000円に料率を乗じることで、ひと月、一人あたりの増額する社会保険料が算出されます。今回は、年間の予算編成とのことですので
20,000円×料率×12ヶ月×100名÷2(事業主負担分と被保険者負担分) という計算により年間かつ全社で増額する社会保険料が算出されます。


上記の考え方はあくまでも概算となります。厳密な計算につきましては次の様な要因により算定、月変対象、介護保険を考慮する必要があります。
・一人当たりの実際の昇給額
・従業員一人ひとりの現状の標準報酬月額
・昇給を元に上昇する等級数
・昇給が反映される支給月
・年齢
・下限、上限の等級になっている者

雇用保険料と労働保険料につきましては、昇給総額1,000万円に各料率を乗じることで年間の増額される保険料となります。


ご参考までに、賞与で1,000万円を増額した場合の社会保険料、雇用保険料、労働保険料について記載いたします。
社会保険料につきましては、1,000万円について千円未満を切捨てた額に料率を乗じることで算出されます。
雇用保険料、労働保険料については、1,000万円に各種保険料の料率を乗じることで算出されます。
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公開日: 社会保険・労働保険手続き

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