健康保険任意継続被保険者を扶養に入れることはできるか

先日入社した社員から配偶者を扶養に入れたいという申請があり、確認を進めていたところ、配偶者が健康保険の任意継続被保険者であることが分かりました。

被扶養者になった理由を「被保険者が被用者保険制度に加入」とし、入社日から被扶養者になったとして、通常通りの扶養追加の手続きを行うことに問題はございますでしょうか。

回答

任意継続被保険者と家族の健康保険の被扶養者では、任意継続被保険者が優先されますので、「被扶養者になる」という理由での資格喪失はできません。

任意継続の加入期間は資格を取得した日から2年間で、それにより資格喪失となりますが、
それ以外の喪失事由は、
1. 加入者(ご本人)が就職して健康保険等の被保険者の資格を取得したとき
2. 保険料を納付期限までに納付しなかったとき
3. 加入者(ご本人)が後期高齢者医療制度の被保険者の資格を取得したとき
4. 加入者(ご本人)が亡くなったとき
のみとなります。

ご質問のケースで配偶者の方を被扶養者とするためには、このうち、2の事由で、まず、ご自身の任意継続被保険者資格喪失を行っていただくこととなります。

任意継続の保険料の納付書は毎月月初めに送られてきますので、次の納付書は10月初めに送られてきます。
この納付書の保険料納付期限は10月10日です。
この納付をしないと、納付期日の翌日、10月11日に資格喪失となり、同月20日頃に「任意継続被保険者資格喪失通知書」が送られてきます(協会けんぽの例です)。

この「任意継続被保険者資格喪失通知書」を添付書類として提出し、10月11日を被扶養者になった日として申請します。

なお、配偶者の方はご自身の退職後に任意継続被保険者となられていますので、失業給付を受給中とも考えられます。
失業給付の基本手当ての日額が3,612円以上の場合は、年間130万円以上の収入となり、健康保険の被扶養者にはなれません。
扶養の条件に合致しているかをご確認の上、上記、任意継続被保険者資格喪失についてご説明ください。
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SR人事メディア編集部
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