休日まで追いかけてくる上司のLINE

うちの上司、休日まで仕事のLINEを送ってくる!

そんな人はあなたの周りにはいませんか?

 

仕事でLINEを使用している人はどのくらいいるの?

2014年にMMD研究所が行った「ビジネスパーソンのコミュニケーションツールに関する調査」によると、仕事に利用しているコミュニケーションツールとして一番多いのがLINEであったといいます。(「よく利用している」43.3%、「たまに利用している」18.1%)

それについでFacebook(同29.6%、22.3%)、Skype(同12.0%、17.8%)という結果が出たそうですが、LINEの根強さは想像を超えていました。

 

これを読んでいる皆さんの中にもLINEを業務で使用している方は多いのではないでしょうか。

それでは、改めてLINEのメリットやデメリットを見てみましょう。

 

LINEを業務で使用するメリット・デメリットにはどんなものがある?

実際にLINEを業務に取り入れている人の話を聞いてみると、

・メールでのやりとりが減るため効率がよい

・グループトークで情報共有がスムーズ

・既読機能があるので、報告を読んだか読んでいないかがすぐにわかる

 

このようなものが上がってきました。確かに「既読」がついていれば、自分の発信したことが相手に伝わったかどうか、一目でわかりますし「ご確認いただけましたか?」なんてメールを送ったり、電話をしたりする必要もなくなります。ましてそれが多数の人に対して行えるとしたら、手軽に報連相ができますよね。

 

しかしデメリットとしてはこんな声も上がっています。

・情報漏えいの危険性

・就業時間外にも拘束される

情報漏えいの問題は深刻で、自分が考えていたつもりだったとしても、知らない間に起こっているということがニュースでもよく見受けられます。

特にLINEは皆さんご存知の友達追加機能というものがあり、気をつけていても自動で更新がかかってしまうことも…。

 

また、LINEは個人の携帯電話・スマートフォンで使用していることが多いため、就業時間外でも簡単に業務の指示を出すことができてしまいます。

そのメッセージを見ないままでいたり、返事を返さなければ問題はありませんが、「既読」がついているのに返事をしないことに後ろめたさを感じ、そのままやり取りが発生していつの間にか仕事をしていた…なんてことも。

 

こちらの記事では、そんな状況について、「指揮命令下にあれば「労働時間」とみなされる」と伝えています。

終業時刻後のLINEでの連絡や応対が「会社の指揮命令下にある」と判断できる場合には、それは労働時間とみなされ、もちろん賃金も発生するとのことです。

ただ、実態を確認することが難しい(本当に会社の指揮命令下にあるのかどうか)ため、前例となる裁判例もまだないようです。

 

参考記事:

仕事でLINEを利用するメリット・デメリット

どうする?休日の上司からのLINE業務連絡

 

 

それにしてもLINEを仕事で使う人ってこんなにいるんですね。

弊社は個人情報の取り扱い上、各自の情報端末については、休憩スペース・屋外での使用のみが許可されているため、仕事で端末を使うことも稀なのです。

業務で使用する場合は、メリットについてもデメリットについても勉強して、うまく付き合う必要がありますね。

 

The following two tabs change content below.

maiko mashio

外資系企業の常駐と千人規模の社会保険手続きを担当。

最新記事 by maiko mashio (全て見る)


公開日:

日常業務に関するちょっとした疑問から、コンプライアンス、人事戦略まで、お気軽にご相談ください。

無料労務相談のお申し込みは、以下のバナーからどうぞ!
無料労務相談のお申し込み
PAGE TOP ↑