9割の求人で不適切記載

 

「みなし残業代」を取り入れている企業の求人で、不適切な記載があったことが、「ブラック企業対策プロジェクト」の調査でわかったと報じられています。(記事はこちら

 

みなし残業代とは、

会社は決められた時間までは面倒な残業代の計算が不要になる
決められた時間を超えて残業しても残業の単価が安くなる(みなし残業代は割増賃金の対象外のため)
従業員は残業をしなくても残業代をもらえる
仕事の遅い人が残業をして残業代をたくさんもらうことを防げる

 

このようなメリットがあるとして採用されます。

例えばみなし残業20時間込としていた場合、実際の残業が15時間であった場合でも会社は20時間分のみなし賃金を支払うことになります。

 

しかし、残業代の不払いなどの問題が多数上がっているため、運用には注意が必要な制度です。

 

 

また、こんな事例も挙がっています。

定時で帰ったら「みなし残業代分くらい働けよ!」と叱られました

 

固定残業代のメリットとデメリット、企業と社員の良い関係、もう一度見直したいものです。

 

 

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maiko mashio

外資系企業の常駐と千人規模の社会保険手続きを担当。

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