商人魂の育てかた

藤田です。
金沢で展開している訪問看護ステーションもスタートから5か月が経とうとしています。業績も順調に推移しており、第2弾となる東京での拠点の準備もはじまりました。

これまで門外漢であった、医療・看護事業を推進するなかでつくづく感じるのは、現場でいかに良いチームをつくるか、そしていかに「お客様目線」を専門性の高いスタッフ達に持ってもらえるか、が成否を分けるということです。

実はこの点は、私が企業人事にいるときから感じており、良い人事マンは、例外なくこうした「お客様目線」を持っています。これを多くを学んだセブン-イレブン・ジャパン流に言うと「顧客の立場で発想する」ということですし、私流に言うと「商人魂を持て」ということになります。商人魂と言っても、目先の金儲けをしましょう、という意味ではあ
りません。

弊社の新卒社員に創業以来、口をすっぱくして言い続けているのが、「人事実務家であれ。その前にサービス業の担い手であれ。さらにその前にいち商人たれ」ということです。

弊社は人事コンサルティング会社なので、目の前に顧客がいるため、まだしもマインドを育てやすいのですが、企業人事にいると、直接顧客と接することがないため、なおさら、こうしたマインドは育ちにくい。しかし、見方を変えると、顧客とは、現場の社員であり、経営者であると考えると、「商人魂」は相手が人間であるだけに、管理部門のなかでも最も人事スタッフに必要とされる資質ではないかと思います。

商人魂とは、言い換えれば「顧客、相手を喜ばせたいというマインド」です。こうした視点を持つからこそ、会社に隠れた人の問題にも気づくことができますし、現場のニーズを聞くために現場に足しげく通う行動にもつながります。

弊社では人事スタッフの就活支援もしてますが、転職市場で引っ張りだことなる人材は間違いなく、こうした「商人魂」のある人材で、「事務思考」「役人思考」(もちろん商人魂を持った公務員の方もなかにはいらっしゃいます)でオペレーション業務に埋没しているようなスタッフは市場価値は上がらないのです。

そして、「鉄は熱いうちに打て」といいますが、こうしたマインドは若手のうちに刷り込みをするのが効果的です。よくクライアントにアドバイスするのは、人事部門のなかでも専門性のより高い労務、給与、制度等の企画業務を即戦力で求めるのではなければ、人事スタッフを中途採用するのではなく、新卒社員を人事部門に配属させて、3年位かけてこう した「商人魂」を持ったプロパーを育てることをお薦めします。

マインドさえあれば、あとでいくらでも専門スキルは身につけることができるからです。

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