給与計算の締切日が変更に!

給与計算の締切日が令和7年6月より「毎月15日締め・当月25日払い」から「月末締め・当月25日払い」に変更となります。算定基礎届の作成は、どのようにすればよろしいですか?

回答

■給与計算の締切日変更に伴う算定基礎届の作成方法について

給与計算の締切日が令和7年6月より「毎月15日締め・当月25日払い」から「月末締め・当月25日払い」に変更となります。この変更により、6月の給与計算期間が「5月16日~6月30日」となり、通常の1か月分を超える報酬が含まれることになります。算定基礎届の作成にあたっては、以下の点にご留意ください。

1. 支払基礎日数の扱い
給与計算期間が延長されることにより、支払基礎日数が通常より多くなる可能性があります。しかし、算定基礎届においては、各月の支払基礎日数を正確に記載する必要があります。特に、6月分の支払基礎日数が17日以上であることを確認してください。
日本年金機構ホームページ

2. 報酬月額の算出方法
6月の報酬には、5月16日~5月31日の給与が含まれているため、通常の1か月分を超える報酬となります。そのため、算定基礎届の⑭総計および⑮平均額には、5月16日~5月31日の給与を含めた金額を記載します。ただし、⑯修正平均額には、5月16日~5月31日の給与を除外した金額を記載し、実際の1か月分の報酬月額を反映させてください。

3. 備考欄への記載
算定基礎届の⑱備考欄「9.その他」に、給与締切日が変更となった旨と、6月の報酬に5月16日~5月31日の給与が含まれていることを明記してください。これにより、年金事務所が事情を正確に把握し、適切な処理を行うことができます。

★ 参考URL★
算定基礎届の記入・提出ガイドブック(PDF)
https://www.nenkin.go.jp/service/kounen/hokenryo/hoshu/20121017.files/santei.guide.book.pdf
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