昇格に伴う昇給と手当廃止による随時改定について

弊社は固定給部分は末日締切、当月25日支払い、勤怠については末日締切、翌月25日支払いです。
7月1日付で役職者に昇格させた社員がおります。昇格に伴い役職手当を新たに支給、時間外手当廃止となりました。7月は昇格前の6月の時間外手当が支給され、8月から固定給のみとなります。
社会保険関係の資料で、「昇給に係る随時改定は昇給月が起算月となり、手当廃止による随時改定は反映月(昇給月の翌月)を起算月として別の随時改定としてとらえる。」といった文面を見ました。
弊社は役職者の深夜勤務分については深夜手当を別に支払うこととしており、賃金規程にも規定されております。
当該社員は、毎月2時間程度の深夜勤務が見込まれます。この場合、時間外手当廃止と見なすことはできるのでしょうか。

回答

貴社の場合、割増賃金のうち、休日労働を含む所定労働時間外部分の手当を廃止したと考えられます。よって昇給月である7月を起算月として随時改定に該当するか確認し、昇給月の翌月(8月)を起算月として再度随時改定に該当するか確認することとなります。
上記で10月の月額変更に該当した場合、10月時の等級より2等級以上の差が生じましたら、11月の月額変更となります。(手当廃止によるもののため、2等級以上降級した場合に該当。)
The following two tabs change content below.
人事実務の専門家集団「社会保険労務士法人人事部サポートSRグループ」のwebメディア。人事制度、採用、労務、HRtech、法改正など旬の人事ニュースを掲載。実務に役立つExcelツールも無料配信中!

最新記事 by SR人事メディア編集部 (全て見る)

公開日:

日常業務に関するちょっとした疑問から、コンプライアンス、人事戦略まで、お気軽にご相談ください。

無料労務相談のお申し込みは、以下のバナーからどうぞ!
無料労務相談のお申し込み
PAGE TOP ↑