終わりよければ全て良し!笑う門には福来る!
もう年の瀬です。仕事のことは忘れて一息つきたい今日このごろ。
こんな年末年始に本記事を読んでくださったあなたには、きっと2016年が良い年になることをお祈り申し上げます。
せっかくですので今回は、年末年始の忘年会・新年会シーズンに、ついつい「お叱り」をしてしまわないように、明るく年を迎えられるためにはどうしたらよいのか、心理学的に考えてみようと思います。
「終わりよければ全て良し!笑う門には福来る!」
とはいえこう言うと、「なにを若僧め。時には厳しく、時にも厳しく!きちんとやってないとユトリは結果を出さないだろう」と、早速どこかからかお叱りの声が聞こえてきたところで、反論させていただきます。
そもそも叱るとしても何を叱ったらよいのでしょうか。
ここが一番大事なことですが、周知かもしれませんが、それはプロセスです。結果ではないのです。
結果を責めれば誰であってもやる気だけそがれておしまいです。それに結果だけ見て叱られるというのは、裏を返せば結果だけで褒められるということになります。
そういう人に結果を出せずにいる人間が正直に相談したいわけがありません。叱られるのが関の山。自分から爆弾に火をつけるようなものです。
また、叱って成績が伸びるということはなくはないのですが、それはお上のご機嫌を伺っているだけのことです。
ですから叱られなくなれば、当然、怠けます。
叱られないギリギリの線を攻めます。これは結果だけ褒められる場合も同じで、本人にとってはよく出来たのに褒めてくれなかったりすると、次の日からやる気を落とします。
やりがいを失うのです。
だからもしかすると、向いのOLさんは「おデブ」と言われてもその時だけ甘いものを我慢するだけで、再び誰かから「おデブ」と言われるまで机にお菓子を隠し続けます
(また、あなたのお嫁さんやお友だちだって、ヘアスタイルの変化を受け流そうものなら、おばさんの階段を下りはじめます)
その人にはその人の状況がありその状況を一番よく知っているのは、全知全能の神に次いで、それはもちろん本人です。ですから本人が自分から解決策に取り組むように仕向けなければなりません。しかも「継続的に」行われないとなりません。
ですから、結果ではなくプロセスを指摘することになります。プロセスを指摘されればプロセスを直そうとします。
プロセスが直れば、結果もついてきます。プロセスというのはそれが100%悪いなんてことはありませんから、チェックする度にどこかしらを褒めることができます。
だから嘘をついたり隠したりはしません。
またプロセスというのは日頃からチェックせざるを得ず、たとえ相手が叱られるのが恐いから欠点を修正するのだとしても、それが絶え間なく続けられるでしょう。ですから結果がたとえついて来なくても生活は変わります。
しかしそのために叱る側は、「結果」のみならずその「プロセス」も、理解していなければなりません。
「プロセス」を理解するには、それだけ本人の状況を傍で見て聞いて知っていないと無理です。
ですから叱るにはそれ相応の関係性が「必要条件」ではなく「十分条件」として立ち現れるのです。
ましてこうした間柄であれば、たとえ厳しく叱ったとしてもその相手が拗ねたりするでしょうか。
話が長くなりましたが、結果をただ叱るのは無駄であり、プロセスを(褒めながら)叱ることが、心理学的には有効だと考えられます。
既にご存知の方には退屈であったかもしれませんが、是非とも「嫌われ役」に買って出た後、帰り際にふと感謝されてみたいものです。
長々と失礼しました。16年卒内定者の五十嵐が述べさせていただきました。
皆様、良いお年をお迎えくださいませ。
参考URL:
http://digitalword.seesaa.net/article/188326636.html
http://www.n-seiryo.ac.jp/~usui/news/keibatu.html
http://ameblo.jp/cocotane-blog/theme-10089017424.html
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