研修?インターンシップ?懇親会? 学生が「内定者フォロー」に求めるものとは!!?
こんにちは、内定者・インターンシップ生の大石です。11月になってやっと秋らしくなってきました!とはいっても、初冬を迎えても例年よりもかなり暖かいですが…
10月に内定式を終えてから1ヶ月、学生の間には16年卒の就職活動が一先ず落ち着いたという雰囲気が流れています。後は、卒論や卒研に集中したり、アルバイトを再開したり、内定者向けの課題に取り組んだり、卒業旅行の計画を立てたり、などというように、就職活動から学生生活に重点を戻したように感じられます。
さて、入社までの残り半年間、16年卒就活生に必要なのは「内定者フォロー」です。前述した内定者向けの課題もその一環ですし、他にもインターンシップや懇親会、感想文の提出など、企業によって様々な内定者フォローがあります。
そこで、この記事では、2016年卒の学生の10月時点での意識調査の一部を抜粋し、学生がどのような内定者フォローを求めているか考えたいと思います。
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「2016年卒 マイナビ学生就職モニター調査 10月の活動状況」より一部抜粋
http://saponet.mynavi.jp/enq_gakusei/monitor/
図 1 入社予定先企業決定の判断材料となった情報【3つ選択】
図 2 入社予定先企業についての理解度
図 3 今後、内定者フォロー・内定者研修を受けたいか
図 4 内定者フォロー・内定者研修を受けたい理由
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要点を整理すると、
- 人間関係や社内の雰囲気は就職先を決めるうえで重要な要素となっているが、その理解度は低い。(図1・図2)
- 8割の学生が内定者フォローを望んでいる。(図3)
- 内定者フォローでは仕事内容や基本マナーに加え、人間関係(対内定者・職場内)に目的を置く学生も半数いる。事前の理解度が低かった「社内の人間関係に関する情報」部分をもっと知りたいと感じている。(図4・図5)
- 就職への不安は主に、人間関係や社内の雰囲気、仕事の進め方、プライベートとの両立。(図6)
内定者の不安を少しでも解消し、納得したうえで入社式を迎える。モチベーションが高い状態で入社式を迎える。これらは、新入社員の「早期離職の防止」に繋がります。それを実現するために、内定者フォローで必要なことを2点まとめて、記事を締めようと思います。
◎人間関係構築の足掛かりを作っておくこと
就職先を決定するうえで、人間関係は重要な要素になります。しかし、その実態は社外からではなかなか分からないというのが現状です。そのため、入社後に円滑に人間関係を築けるように、その足掛かりを内定者フォローで作っておくことが重要になります。
例えば「社員と内定者の懇親会」では、先輩社員と交流をすることで、社内や社員の雰囲気をつかんでもらい会社の理解を深めることができます。また、先輩社員の方々と交流を持っておけば、実体験にもとづく身になるアドバイスを学生は受け取ることができ、具体的な悩みの相談もできるようになります。
また、「内定者同士の懇親会」も有効です。「同期は一生もの」とよく耳にしますし、どのような同期が居るのかは学生にとって非常に気になるところです。選考ではゆっくり話せなかった同期と交流を持つことにより、入社前から仲間意識を持ってもらうとともに、ライバル意識を持たせることで残りの学生生活の刺激にもなります。
◎入社直後の業務内容や働き方をイメージさせること
学生生活から社会人への変化は大きく、想像もつきにくいものです。わからないことに対しては不安を抱きますし、実際の様子がイメージできなければ対策もできません。4月からの社会人生活のために、今のうちから何かしておきたいと思っても、何をすればいいかわからないという学生は私の周りにも多くます。
まずは、入社後の具体的な業務内容や働き方をイメージさせることが重要です。そして社会人として必要な知識やスキル・マナーを示し、研修等のプログラムを組むことも有効だと考えられます。
「人間関係を築くための足掛かりを作ること」
「社会人になるための具体的な準備を示すこと」
学生は、この2点を内定者フォローに求めているのではないでしょうか。
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