第1回 俺ならこう採る!!【サイバーエージェント 曽山氏の場合】

みなさん、こんにちは。

いつもご愛読、ありがとうございます。

アウトソーシングSRの山中です。今回から始まりました「俺ならこう採る!!」のコーナーです。

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曽山氏のインタビュー

さて、第一回は、ここのところぐんぐんと知名度を上げているサイバーエージェントの曽山氏です。

 

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↑↑↑曽山氏

結論から言えば、曽山氏は「自分の上司になってもいいと思える人」や「部下がいいと思った人」を採用されるようです。

以下引用

 

南:面接のトレーニングというのは逆にされてるんですか?

 

曽山:実はですね、ほとんどしてないんですよ。というのは、面接もちろん、最初は「こういうこと聞くといいよ」とか初めてのメンバーにはやりますけど、面接はもう雑談してくれと。で、さっきのお話と一緒で、一緒に働きたい人を採ることが大事であって、優秀なだけで採ることはしなくていいと。自分より優秀と思うこともあると思うけど、ビビる必要はなくて、もちろん優秀なやつは採りたいけど、一緒に働きたいやつで、優秀なやつを採ろうと。最終面接で学生に「何話した今まで?」と聞くと、「大学で何やってんの、とかそういう雑談が結構多くて、堅苦しい質問があんまり無かった」っていうのはよく言われますね。

 

南:須藤さんは、面接で気をつけてるというか、面接のポイントはあります?

 

須藤:たぶんお2人はすごいわかると思うんですけど、面接って最初の30秒くらいで相当のことがわかるじゃないですか。ファーストタッチで。あと、3分ぐらい喋ると、最早だいたいわかってきて、ということだと思うんですけど。大事にしてることはすごいシンプルで、自分の上司になってもこの人いいかな?っていう。なんでかというと、僕自身も会社のフェーズによってCEOっていう役割を変えるというか、変わる必要がある、事業をもっと伸ばすために……って思っていて。だからCEO変わった時に、この人の下で楽しく働けるかな? と。要はそういう観点になると急にクリアになるというか、これがちょっと気になるなと思ったら聞いてみたりとか。

 

南:だいたい面接どのくらいなんですか? 最初の30秒、3分、すごいよくわかるんですけども。

 

須藤:30分とか、盛り上がると2、3時間しゃべっていたりとか……。もう採用とかじゃないでしょうね、きっとね。

 

南:一緒に課題解決やってみよう、みたいになってるんですよね(笑)。

 

須藤:僕らは特にスタートアップなんで、あなたがこの会社来たらどうします? みたいな。それで、こう会話が始まっていくので。どういうことをやります? みたいな。

【引用元】http://logmi.jp/16052

 

 

就職論【しりあがり寿×糸井重里】

このインタビューを聞いていると、採用は「仲間探し」なんだとつくづく思います。

そこで思い出すのが、「ほぼ日」でしりあがり寿氏と糸井重里氏が対談をしているシリーズです。

 

 

またもや以下引用

 

糸井:そういう話で言うと、土屋耕一さんっていうコーピーライターの元祖みたいな人がいるんですけど、この方は資生堂のアルバイト 出身なんですね。

 

しりあがり:へえ。

 

糸井:で、資生堂みたいな大きな会社って、お酒とか、ビール券とか、お歳暮やお中元が届きますよね。だから、当時は、仕事終わりに
デザイナーさんたちがみんなでビール飲んで、何かつまむ、みたいなことがよくあったそうなんです。そういうときに、土屋さんは
デパートの地下街でおつまみを買ってくるっていうおつかいをよくやっていたんですけど、そこで買ってくるおつまみがいちいちセンスがいいので、それでバイトから社員になったっていうんです。

 

しりあがり:あー、なるほど(笑)

 

糸井:まぁ、もちろんそれだけじゃないでしょうけど、「気の利いたおつまみを買ってくる」というセンスはなんていうか、妙に信用できるじゃないですか。

 

しりあがり:そうですよね。

 

糸井:ね。だって、オレもそういう子と働きたいって思うもの。

【引用元】http://www.1101.com/job_study/shiriagari/2007-04-19.html

 

個としてのパフォーマンスが高いが、全体のモチベーションを下げてしまう人か

個としてのパフォーマンスは低いが、全体のモチベーションを上げてしまう人か

どちらを採用するかと言えば、当然後者でしょう。仕事は、一人でするわけではないので、全体のモチベーションを最大化する人材の方が集団の中ではより良い。その全体のモチベーションを上げる要素のうち、ここで出てくるのが「気の利いたおつまみを買ってくる」というセンスです。

 

採用は、試験ではなく、仲間探しなのだと改めて強く感じました。

 

最後に曽山氏

最後にもう一度曽山氏。

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