「18卒」既に6割が内定持ち『2017年6月1日時点 内定状況まとめ』

内定辞退のピークは「6月」。入社直前に再び辞退が増加する

EDGE株式会社が2017年卒に向けて行った調査によると、内定辞退は5月から目立ち始め、6月にピークを迎えた後も9月までは頻発する傾向があることがわかっている。

比較的分散している理由は、2017年卒から選考開始時期が6月1日に変更された要因が大きいとされており、2018年卒もその傾向が見込まれるため、この時期に苦労されている企業様も多いのではないだろうか・・

 

今回は、採用担当者にとって魔の月である6月の内定状況をまとめてみた。

 

 

『2017年6月1日時点内定状況 就職プロセス調査』(2017年6月):リクルートキャリア

2018年卒業予定の大学生および大学院生を対象に「就職プロセス調査」を実施した。(調査時期:2017年6月1日~5日、回答数:1,626人)

 

<主な内容>

・内定率は61.0%。5月1時点(35.1%)より25.9pt上昇

・前年同期実績(51.3%)を9.7pt上回る

・6月1日時点での就職志望者のうち、大学生の就職内定率を文理別に見ると、

文系は56.2%で あるのに対し、理系は71.7%と、15.5ポイント高かった。

就活内定率6月1日時点で61%

引用:就職志望者における就職内定率の推移 大学生_全体(就職志望者/単一回答)

 

『キャリタス就活2018 学生モニター調査結果』(2017年6月):ディスコ

2018年3月卒業予定の大学4年生(理系は大学院修士課程2年生含む)を対象に、6月1日時点の就職活動に関する調査を行った。(調査時期:2017年6月1日~5日、回答数:1,259人)

 

<主な内容>

・内定率は63.4%。5月(37.5%)より25.9ポイント上昇

・前年同期実績(54.9%)を8.5ポイント上回る

・内定取得者のうち、就職先を決定し活動を終了したのは40.2%

・未内定者を含め全体を分母にとると、就職活動を終了したのは全体の28.8%

ディスコ

引用:キャリタス就活2018 学生モニター調査結果

 

『2018年卒マイナビ大学生就職内定率調査』(2017年5月):マイナビ

2018年3月卒業予定の全国大学生、大学院生を対象に、5月末時点の就職活動に関する調査を行った。(調査時期:2017年5月26日~5月31日、回答数:8,985人)

 

<主な内容>

・内定率は53.3%。4月末(23.0%)より30.3pt上昇

・前年同期実績(43.0%)を10.3pt上回る

・内々定保有学生の60.7%は就職活動を続行すると回答

・「内々定先に満足したので終了する」と答えた内々定保有学生は、

文系男子が28.2%、文系女子が26.5%だった一方、理系男子は52.7%、理系女子は42.3%

マイナビ

引用:「2018年卒マイナビ大学生就職内定率調査」調査概要

 

まとめ

2017年6月1日時点 内定状況(3社)

人手不足感が強いなか、企業が早く選考を進めて内定を出す傾向が強まっていることがわかる。

ただし、内定者の過半数は就職活動を継続しており、内定辞退の可能性があるため油断はできない。

そのため内々定者懇親会や勉強会・研修など、積極的に顔合わせできる機会を設け

内定者フォローをしっかりと行うことが求められる。

 

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