コレだけ気を付けて!! 研修をアウトソースするときのワンポイントレッスン

今回は、研修企画に向けてつけたいフレームワークをご紹介いたします。

フレームワークで研修を企画する

 

研修を決める際、何を基準にしていますか?弊社では「5W1H」で整理しながら企画を進めています。

 

  1. 「なぜ」研修の意図:幹部候補育成のため、営業チームの提案力アップのため
  2. 「いつ」研修の実施時期:対象者に効果的に受講してもらうためにはいつが良いか、いつなら業務の支障にならないか?
  3. 「何を」研修の内容:ロジカルシンキング、ダンドリ術、理念共有
  4. 「誰が」講師を誰にするか:社内講師にするか、外部から呼ぶか
  5. 「どこで」研修の場所:自社の研修ルームか、郊外や田舎で非日常感を出すか
  6. 「どんな風に」研修の形態:説明がメインのスクール形態か、ディスカッションがメインのグループごとの島形態にするか

 

 

研修をアウトソースする担当者が陥りがちなコト

研修を企画する際は、まず「なぜ」を考え抜くことが最も大事だと思いますが、外部研修を選定する場合には「誰が」「どんな風に」の2点が重要ではないでしょうか。しかし、外部研修を企画する際に担当者が陥りがちな事は「この会社はどんな研修をするのか」という「何を」に重点を置いてしまう事です。

 

はっきり言って、この「何を」については各社そんなに変わりありません。例えばテーマが「ロジカルシンキング」だったら、2000円も出して良書と言われる本を買えば、優秀な人間ならば研修と同じ効果を得ることができるかもしれません。また、今やこれだけネットが浸透していますので、この手の「何を」の部分は、検索をすれば、少なくとも「知る」ことはできるのです。

 

では、なぜ研修をするのか。それは「スキルや考え方をだた知るだけではなく、実践できるようにするため」です。本を読むだけでは身につけない人が大半だからこそ、研修というパッケージにより(ある意味強制的に)スキルの底上げをするわけですし、それが本の10倍以上(1500円の本を20人に買えば3万円、一日研修であれば30万円以上はしますので)のお金を出して研修をする意味だと思います。

 

 

参加者の実践を促す研修を企画するために

受講者に研修内容に興味を起こさせ、たとえ業務の息抜き的な参加態度の社員でも気持ちをのせて、職場に戻って実践させるためのポイントは「誰が」である「講師」にかかっています。また、その力量を見るポイントが「どうやるか」なわけです。

 

ですから、研修を選定する際は講師に会って自分の目で判断する事がいちばんです。事前に研修をやっている姿を見れればなお良し。講師に力量があっても、社風と合わないというケースも多いです。また、人事担当者だけではなく、受講者候補層に研修のエッセンスを体験させて、受講者のリアクションをみて比較すると言うも良いと思います。

 

研修会社のどんな素晴らしい企画書や提案書も、研修を実見するのに如かず。ぜひ研修選定の際に参考にしてみてください。

 

 

 

 

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堀越 敬太

給与計算、社会保険手続にて3000名から100名までの規模を経験し業務フローの改善に従事する傍ら、社内研修の運営にも参画。人事情報のトレンドをお届けいたします。

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