【年末調整】勤労学生控除と障害者控除の証明書類の必要可否

年末調整において、勤労学生または障害者の申告をする時には、証明書類の提出は必要になるのでしょうか?

提出が必要な場合は、どのような証明書類であれば事足りるのでしょうか。

回答

●勤労学生について
 勤労学生の控除を受けるためには、扶養控除申告書の勤労学生の欄にチェックをつけ、左記の内容欄に詳細を記載することとなっております。記載する内容としては、以下の項目です。
・学校名
・入学年月日
・本人の所得見積額

なお、在学証明書については、学校名に下記が含まれている場合には不要になります。ただ、勤労学生にチェックをつけるだけで、左記の内容欄が未記載で提出されてくることも多々ありますので、念のために学生証のコピーを添付してもらう方法はあるかと存じます。

小学校、中学校、高等学校、大学、高等専門学校など

分かりにくいのが高等専門学校ですが、専修学校のうち高等学校卒業者を対象とした課程を教育している学校になりますので、その他の専修学校とは区別する必要があります。
その他の専修学校や職業訓練学校などは、在学証明書を提出してもらう必要がありますので、ご注意ください。

●障害者について
 障害者控除を受けるためには、扶養控除申告書の障害者、および、該当者の欄にチェックをつけ、左記の内容欄に該当者の詳細を記載することとなっております。
記載する内容としては、以下の項目です。
・該当者名、申告者(本人)と続柄
・障害の程度
・該当者の所得見積額
上記を記載すれば申告としては足り、証明書の添付は必要ありません。ただし、障害等級が途中で変わっている可能性がありますので、実務的には手帳のコピーを添付してもらった方が良いでしょう。また、左記の内容欄が不十分な場合に確認ができるかと存じます。
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