採用は、やりきる力の見極めが10割
こんにちは、藤田です。
今まで、30年採用の仕事に携わり、自社を含め、色々な会社で1万人以上の応募者に会ってきました。
ではそれで、私が活躍する人材が見極められるようになったかというと、そうではありません。たどりついた結論は「一緒に働いてみないとわからない」です。
よく言うのですが、「私は採用のプロです」とホンネで言う人は信用しません。
面接テクニックというのはもちろん色々ありますが、基本的にはたとえ学生であろうと、面接官側の椅子にすわったら、その瞬間から採用担当になれるのです。
なぜなら、採用というのは会社や経営者により価値観が異なりますし、正解はないからです。
それでも、採用の際に見極める重要ポイントはあります。それは「やりきる力」があかどうか、です。
面接で、「地頭の良さ」「元気さ」「主体性」を評価できたとしても、マインドとして「やりきる力」がなければ、入社後活躍することはできません。
やりきる力とは、「約束を守る力」であり「決めたことを決めた通りにやり通す力」です。
新卒採用では最先端の取組みをし続ける、ある国内最大手アパレル企業の人事マネージャーも学生を見極めるときの一番の評価するポイントとして、この資質をあげ「コミットメントする力」と呼んでいました。
そして、やりきる力があるかどうかは、とどのつまり一緒に働いてみないとわかりません。
だから、私は自分の会社の新卒採用については、実は面接というのは一切したことがありません。
意思さえあれば、希望者全員にインターンをしてもらいます。
どんなに地頭がよく、元気な学生であっても、一緒に働くうちに、一見地味であった学生と、評価が逆転することは珍しくありませんし、そのポイントが「やりきる力」なのです。
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